英国留学生活

2003年11月06日(木) RotKインタヴュー

ニューラインシネマからメールが着て、
オフィシャル・サイトのインタヴューを見に行った。
幾つか面白かったこと。

まず、アラゴルン。
アルウェンとの関係を聞かれて、
They have each other in mind.
They've known for a long time that they're much better together
than they are apart.
って。...Are you sure?
映画の貴方がたは、余り確信が持てないのですが。
というか、ヴィゴさんにしては、捻りがなさ過ぎませんか。
それと、ミランダ・オットーのエオウィンの戦士としての演技について、
べた褒めといっていい感じだったので、期待が激しく膨らんだ。
ローハンの女戦士が国を守ってきたという設定自体にも好意的な感じ。

そして弟君。
いやまずね。"Gondor's unlikely Hero"ってなんですか?
「ファラミアほど複雑なキャラクターはLotRにはいないだろう。
彼は学者の心を持つ戦士であり、(決して期待にそぐわない弟?)
父親に拒絶された忠実な息子であり、一つの指輪を手にしながら、
その意思を以って手放した男である。」
そうそう、そうなんですよね。本当はね。時間さえあればね・・・。
いや、頑張れ!第三部で!
それにしても、Boromir was the boisterous soldierって、
お兄ちゃんのこと、脳みそ筋肉だと思っていたのかい・・・Little Brother?

お父上
父上に対する解釈は結構意外でしたね。
ボロミアとの関係は?との問いに「ボロミアはデネソールの最愛の息子。
彼はデネソールの鏡像だった。大きく、強き戦士。ボロミアを失うことで、
デネソールは彼自身を殺したようなものだ。」
余りー、性格は似てないと思うのですがー。指輪をゴンドールの為に!
という考えで凝り固まってしまう辺りは似ているのかもしれないけど、
デネソールに似ていたらホビットに剣の稽古なんかつけないし、
ロリエンで泣きも入らないし、アラゴルンとの仲はもっと険悪だったろうし。
そして、周到に確実に指輪を手に入れていた気がする・・・。

「彼はファラミアを愛していた?」
「勿論だ、しかしファラミアはよりデネソールの亡き妻に似ていた。
そして私は、彼女がこの世にいないことに対して腹立たしく思っていて、
彼の息子との関係にそれが影響したのではないかと思っている。」
なんだか、ちょっとロマンティストですね、大侯。というか人間くさい?
それほどフィンドゥイラスを愛していたのですねー。でも弟の方が、父上に
似ていると思うのですよね。"Ha!"って短く笑う所とか、その背後にどんな
思惑とか感情が渦巻いていたのかと思うと。

後ガンダルフとの間もとても強い愛憎関係だったのですね・・・こわ。

エオメル。
a little bit hot-headedがちょっと笑えました。エオルの子ですから。
そして真面目な話。第二部と第三部でどう変わるかという質問に。
「エオメルは、単にローハンの民を守り尽くすだけでなく、中つ国の人々を
守り尽くすようになっていく。彼は究極の犠牲を払うことに直面する
−彼と彼の部下たちの命という−
未来の世代が生き延びることを確実にする為に。」
なんか、この問題に一番最初に対面したのがボロミアで、
一番深く対峙したのがフロドという気がするんですよね。
アラゴルンは多分、ゴンドールの民と中つ国の人間との間のジレンマは、
なかったような気がする。

ロンドン科学博のLotRの展覧会の、関連商品売り場に、
それぞれのポスター?みたいなのが売っていたのだが、
(ポスターにしては小さかった。)それに、個々に合わせた言葉が、
書かれていて、例えばアラゴルンはHonour、レゴラスはGlory、
ゴラムはHunger、スメアゴルはPityだったのだが、フロドの文字は
"S"だけ見えていて、「ああ〜、まさか」と思いつつ紙をどけてみてみると、
やはりSacrificeだった。泣ける・・・。


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