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2006年08月24日(木)
昭和の景色

サマー・リーディングはどうした?と言われそうだが、図書館でまた10冊めいっぱい借りてしまった。今回は、9月の初めに図書館の休みがあるので、正味3週間ほど借りていられるが、そういう問題じゃなくて、夏に読もうと思っていた本はどうなるのか。

でも、夏っぽい本をたくさん借りてきたので、とりあえずサマ・−リーディングにはなるんじゃないか?とか・・・自分で自分に言い訳しながら。それにしても、なぜこうも長野まゆみにはまってしまったかな?

少年のホモ話が多いのだけれど、すごく面白いというわけでもないし、私がホモ話が好きというわけでも、少年愛に目覚めたわけでもない。ただひたすら懐かしい思いがするのだ。長野まゆみの本を読んでいると、実家の古い家や庭などを、子どもの頃のままに思い出せるのだ。

それと、古めかしい日本語が綺麗で良い。会話部分はけして古くはないが、漢字の使い方やルビのふり方などに特徴があって、その音が絵になるような、言ってみれば宮沢賢治のような絵的な文章なのだ。

ともあれ、今では思い出でしかない実家やその周囲の風景などを、本当に懐かしく思い起こさせてくれる本たちで、内容はともかくも、とにかく今読んでおきたいという気持ちになる。それは書くほうも同様で、あの昭和の景色を、今書いておかなければならないという思いでいるようだ。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『銀河電燈(でんき)譜』/長野まゆみ
単行本: 204ページ
出版社: 河出書房新社 (1994/11) ASIN: 4309009441
内容(「MARC」データベースより)
妹としの魂を求め花巻駅を旅立った賢治。車中、賢治に語りかけられるメッセージは何か?列車はどこへ向かうのか?賢治と妹の魂と兄妹の因果を、銀河鉄道に同乗した一人の少年にチャネリングした、長野まゆみの異色最高作。


◆図書館貸し出し(→9/15)

『風が見ていた午後(上)』/タミー・ホウグ
文庫: 321ページ
出版社: ソニーマガジンズ (2006/04)
ASIN: 4789728463
内容(「BOOK」データベースより)
ミネアポリス市警内務監査課のアンディ・ファロンが自宅で遺体で発見された。その後、アンディの父で元巡査のマイクも遺体で発見され、どちらも自殺と見なされる。だが、殺人課の名コンビ、中年男のコヴァックとパワフルな美女リスカは、不審なものを感じた。調べるうちに、アンディが、父マイクを車椅子の体にした二十年前の殺人事件と、数カ月前のゲイの警察官カーティス殺害事件を調べていたことがわかる。それぞれの死に関わる人々の陰に潜む恐るべき秘密とは?サスペンスの熱き女王登場。


『風が見ていた午後(下)』/タミー・ホウグ
文庫: 356ページ
出版社: ソニーマガジンズ (2006/04)
ASIN: 4789728471
内容(「BOOK」データベースより)
ミネアポリス市警内務監査課のアマンダ・サヴァード警部補。陰ある美貌の奥には、決して他人にはふれさせない心の壁があった。コヴァックは事件を追ううちにアマンダに惹かれはじめ、やがて二人は一夜をともにする。いっぽうカーティス殺害事件では、すでに捕まっている男とは異なる犯人像が浮かびあがりはじめた。幾重にも隠されていた真実に迫るリスカとコヴァック。だが、真相がほの見えてきたことで、彼ら自身や家族にまで敵の魔の手が伸びてくる。そして事件は悲劇的なクライマックスへと向かいはじめた。


『雨更紗』/長野まゆみ
文庫: 148ページ
出版社: 河出書房新社 (1999/10)
ASIN: 4309405975
内容(「BOOK」データベースより)
その少年の肌は、あの碗の青貝のようで妙に照るんです…雨夜に哉を抱いたのは幽霊か?美しい教師に愛された少年は本当は誰なのか?雨にけむる生と死のあわいで揺れ動く魂の交流を描き絶賛された珠玉作。


『猫道楽』/長野まゆみ
単行本: 155ページ
出版社: 河出書房新社 (2002/06)
ASIN: 4309014712
内容(「MARC」データベースより)
「猫飼亭」という風変わりな屋号。土蔵造りの厳しい構え。膝の上に灰色の猫をのせ、喉を撫でつつ煙管を使う若い男。この屋敷を訪れる者は、猫の世話をするつもりが、「猫」にされてしまうという…。


『白昼堂々』/長野まゆみ
単行本: 173ページ
出版社: 集英社 (1997/09)
ASIN: 4087752135
出版社/著者からの内容紹介
由緒ある華道の家元の、若き跡継ぎである凜一は、従姉・省子の身代わりになったことから、その男友達・氷川に出会う。男同士の淡い想いは、やがて運命的なものに……。好評のシリーズ第1弾。


『碧空』/長野まゆみ
単行本: 148ページ
出版社: 集英社 (1998/11)
ASIN: 4087752410
出版社/著者からの内容紹介
高等部に進級した凛一は、京都の大学へ進学した氷川に想いを寄せて、ひとり過ごしていた。そこへ孤独な影を持つ有沢が現れて、凛一の心を乱すのだった…。凛一シリーズ第2弾。


『彼等』/長野まゆみ
単行本: 162ページ
出版社: 集英社 (2000/05)
ASIN: 4087752690
出版社/著者からの内容紹介
東京で大学受験勉強中の凛一。京都でフットボール部のQBとして活躍する氷川。氷川への思いを断てない凛一の元に、憔悴しきった従弟の正午が現れる。少年と青年の端境期を繊細に描く好評シリーズ。


『夏帽子』/長野まゆみ
文庫: 154ページ
出版社: 河出書房新社 (2003/10)
ASIN: 4309407048
内容(「BOOK」データベースより)
先生、今度は何処の学校へ行くのだろうね…紺野先生は臨時の理科教師。白い夏帽子に旅行鞄。任地の学校の生徒たちは、先生が駆使する言葉の魔法に誘われ、不思議な世界をかいま見る。長野ワールドのエッセンスがつまった傑作。


『サマー・キャンプ』/長野まゆみ
文庫: 236ページ
出版社: 文藝春秋 (2003/05)
ASIN: 4167656647
内容(「BOOK」データベースより)
夏休暇も間近なある日、湾岸校に通う温は、ルビと名乗る少年から「契約」をもちかけられる。無口な少年と、手癖のわるい女の子、二つの人格をそなえたルビを、離れて暮らす母は「あなたの弟よ」というのだが―。生殖医療の発展した近未来を舞台に、人をこの世につなぎとめる愛、血脈を越える絆を描き出す傑作長篇。


『魚たちの離宮』/長野まゆみ
単行本: 142ページ
出版社: 河出書房新社 (1990/09)
ASIN: 430900640X
内容(「BOOK」データベースより)
迎え火は兄さんのために、送り火はぼくらのために…。幽霊に魅せられた少年たちのミステリアス・ファンタジー。


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