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2006年07月12日(水)
ポール・オースター新刊PB

1月にオーダーした、ポール・オースターの新刊のPB『The Brooklyn Follies』が届いた。Amazonではまだ予約受付中になっているけれど・・・。

言うまでもなくオースターはニューヨーク在住だから、これも例によってニューヨークのブルックリンの話。頼んだはいいが、今現在ニューヨークの話にはあまり興味を持てなくて、たぶんこのまましばらくしまい込むだろうと思う。内容紹介を見る限りでは面白そうかもと思うのだが、本を売るための内容紹介だから、これを丸々鵜呑みにはできない。

すでに届いているマッカーシーやアーヴィングの新刊もあって、読みたい気持ちは山々なのだけど、そういった純文学の類はジャズフェスが終わるまでは落ち着いて読めそうにもない。気もそぞろという感じだからだ。

なので、ロマンスやミステリなどのエンターテインメントばかりに手が伸びる。お気楽で、部分的に読み飛ばしても、特に問題はないだろうと思うような本ばかり。でも、そろそろサマー・リーディングに取り掛かろうかとも考えている。


〓〓〓 BOOK

◆Amazon

『The Brooklyn Follies』 (ペーパーバック)/Paul Auster ¥1,286
ペーパーバック: 320ページ
出版社: Faber and Faber (2006/07)
言語 英語
ASIN: 0571224997
(★Amazonギフト券 −¥74)

Publisher Comments
生命保険のセールスの仕事から引退したネイサン・グラスは、家族とも疎遠になり、癌治療後の不安に満ちた状況にある。「静かに死ねる場所」を探している彼は、「ブルックリンを勧められた」。しかし、ブルックリンを拠点に創作活動をしているポール・オースター(『Oracle Night』)が書いたこの生き生きとした小説の主人公は、その代わりに、魅力的な人々があふれる活気ある心優しい地域と出会う。それらの人々には、大学を卒業したもののタクシー運転手をしながら魂の安らぎを探求するネイサンの甥のトムがいる。トムの9歳になる物静かな姪は、たった一人でトムの家を訪れる。情緒不安定な母親に連れられてではなく、だ。それから、『緋文字』の贋作原稿を売ろうと計画している派手な書籍商もいる。彼らの人生とかかわるうちに心が癒されていくネイサンの姿を描きながら、オースターはアメリカ文学における「聖域」という主題について深く考えていく。ホーソンやポー、ソローなどが、ピカレスク小説の要素にロマンティシズム、南部ゴシック、ユートピアへの憧憬を織り込みながら築いたテーマだ。オースターはドラッグクイーン、不遇なインテリ、汚いスプーンを出すウエイトレス、中産階級など、この地域に暮らす多様な人々に温かい視線を注ぎ、ブルックリン橋を照らす月に詩を捧げる。本書の中心に浮かび上がってくるのは、ブルックリンの最初の詩人といえるウォルト・ホイットマンの魂といえる。オースターが優雅に自由気ままに展開していく物語は、感傷に陥らない程度の十分な陰りをおびていて、説得力をもつ。本書は愛情をこめて描かれた、人間の魂の最終的な安らぎの地として町の姿だ。


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