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2004年11月08日(月)
珍しくも日本文学の話題

昨日、作家の宗方慶司氏に会った。以前からどん底で、「着物を着てくる作家がいる」という噂を聞いていたのだが、どんな変わり者かと思っていたら、意外にも可愛らしい(若干26歳、デビューは22歳)、性格も良さそうな人だった。

宗方慶司氏などと書くと、どんなジイサンかしらと思うけど、作家だなどという気負いもない、ごく普通の青年で、日本文学に拒否反応を起こす私でも、1冊くらい読んでもいいかもねと思った。ただし、著作のほうは宗教を扱った哲学的な小説ということで、一筋縄ではいかないのかもしれない。

『我が罪』/宗方 慶司 (著)
価格: ¥1,155 (税込)
単行本: 87 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 文芸社 ; ISBN: 4835510089 ; (2001/03)
内容(「MARC」データベースより
受け取ったことすら忘れていた自殺をほのめかす彼からの手紙。手紙を受け取った3日後、彼は事故死した。10年の年を経てのしかかる罪の意識。無意識とはもっとも重い罪であるのか…。罪からはじまる4部作第1弾。

『十字架のある風景』/宗方 慶司 (著)
価格: ¥1,470 (税込)
単行本: 251 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 文芸社 ; ISBN: 4835579305 ; (2004/08)


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『アンバランス』/乃南アサ

※サントリーのウィスキーのおまけについていた本。10.5センチX7.5センチ、120ページほどの小さなかわいらしい本で、非売品。あとで、このおまけシリーズをまとめて、新潮社からアンソロジーとして出版するとか・・・。

1作の量としては短編の部類。可もなく不可もなくなんだけど、やはり日本の小説はなじめない。状況や舞台設定がリアルにわかってしまうだけに、あまりにも現実的過ぎてしまうのかも。


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