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| 2003年03月04日(火) ■ |
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| 春一番の後の北風 |
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昨日は雨が降ったので歩けなかったから、今日はいい天気だし絶対に歩くぞ!と思っていたら、風が強い。ちなみに昨日も風が強くて、「春一番」だったそうな。「春一番」とは、立春後に初めて吹く強い南風のことで、その後には必ず北風が吹いて、寒くなるんだって。
夕方から歩き始めたので太陽の暖かさもなく、体感温度は氷点下って感じ。風に向かって歩くのがものすごく大変で、何度かよろめいて飛ばされそうになった。<マジ! 雨の日だって歩かないんだから、何もこんな日に歩かなくたってと思うが、こんなに寒いとは思わなかったのよ〜。普通どんなに寒くても、歩いているうちに汗ばんでくるのだが、熱が生じても北風が全部さらっていってしまうし、容赦なく吹きつけてくる冷たい空気に、体の芯まで冷えきってしまった。こんなに冷えきったのは初めてかも。
家に帰ってからも手足は氷のようで、全然温まらない。急いでお風呂に入ったが、それでもなかなか冷たさがとれない。春の風って案外冷たいのは知っていたが、これほど厳しい冷たさは経験したことがない。寒いというより、痛いという感じ。まったくとんでもないときに歩いてしまったものだ。耳がちぎれそうだった。
ところで、夕べは寝る前に『モンテ=クリスト伯』を読んでいたのだけれど、なんと、夢の中にモンテ=クリスト伯が登場した。ゲーテの『ファウスト』よろしく、伯爵が「私の復讐をご覧にいれよう」と言うのだ。で、復讐の内容は残念ながら忘れてしまったのだが、ものすごく怖かったことだけは覚えていて、しかも金縛りになっていた。これは夢だし、お化けの夢ではないから、何も金縛りになることはないのだと頭で考えているのだが、一向に体が動かず、心臓だけがバクバクと、静かな部屋に響き渡るかと思うほどの鼓動で動いていた。怖かった!
それにしても、恐るべし『モンテ=クリスト伯』。 これまでいろんな本を読んできたが、夢にまで出てきた本は記憶にない。
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