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| 2003年01月26日(日) ■ |
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| 長電話 |
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独身の頃は長電話は大好きだったし、携帯もなかったから、普通の電話にかじりついていたけれど、最近は電話が苦手になってしまった。
さっきもちょうどPCを開いたら、友人から何年ぶりかに電話がかかってきて、1時間以上も話した。というか、私はほとんど上の空なんだけれど(日記書かなきゃ!などとあせっているものだから)、よくこんなに喋ることがあるな・・・と思うほど。昔の自分からは考えられないのだけど、たぶん結婚してから「孤独」という感覚がなくなったのだろう。電話はそれほど必要ではなくなったのだ。
「孤独」がなくなったわけではない。結婚しても「孤独感」はある。しかし、結婚するにあたって、父から言われた言葉、「一人で遊べるようにならないとだめだ!」というのが徐々に身についてきて、寂しいからと電話で人と話している必要がなくなってきたのだ。一人でやることが山のようにあるし、いくらでも用事が作れるようになった。昔は死ぬほど寂しがりやで、何も手に付かないほどだったが、今ではそれも緩和された。
友人との電話がけして無意味とは言わないが、昔ほど長く話している必要性がなくなった。少し前にも、やはり別の友人から久々に電話がかかってきて、このときは2時間以上。これはもう苦痛でさえあった。
携帯電話も通話にはあまり使わない。メールも嫌いなので、あまりやらない。これでは持っている意味がないかもしれないが、咄嗟の連絡にはやっぱり便利なので持っている。リアルタイムに連絡ができるということは、時間を有効に使えるということだから。
現在、うちの電話はPC部屋にあって、ベルが鳴っても居間のほうには聞こえない。実はこれが非常に快適であることに気が付いてしまったので、電話の必要性をあまり感じなくなってしまったのだ。携帯なら番号を教えた知人からしかかかってこないが、普通の電話はそれ以外にもセールスやら何やら、時には間違いFAXなんかが延々とかかってきたりするし、イタズラ電話や嫌がらせの電話も多い。嫌がらせの電話では本当に嫌な思いをしたので、これがないってことは、実に快適な幸せな生活なのである。
しかし、この電話に出れるということは、PC部屋で作業をしているわけなので、けして暇じゃないのだ。「ぐうたら」を売りにしている私だが、「ぐうたら」するためには、どこかで調整が必要。だから、大事な作業時間に長電話は困る。だいたいが、携帯だと「今だいじょうぶ?」と尋ねるのに、普通の電話だと尋ねない。電話に出れるんだから、暇なんだと思うのだろうか?
最近では、ネットの影響だろうか、顔も見えない、声も聞こえないという状況に慣れてしまって、実際に顔を合わせて話すならともかく、わざわざ電話で長話することもないよって感じになっている。今何やってるの?仲良くやってるの?子どもは?などと聞かれて、いちいち答えるのもだるい。
そういう問いに真面目に答えても、ほとんどが「いいなあ〜」といううらやましそうなリアクション。何が「いい」のかさっぱりわからないのだけれど、なぜかみんな「いいなあ〜」と言う。隣の芝生は青く見えるというアレですか? そういうわけで、わけもわからずうらやましがられるような状況に陥る電話にはうんざりなのだ。
メールはまた別の理由で嫌いなのだが、それはまた別の機会に。
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