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2002年10月31日(木)
「マディソン郡の橋」で泣く

リチャード・ハリスの「キャメロット」もまだ全部見ていないのだが、昨日ドン・キホーテで、ハリウッド・プライス1500円均一で買った「マディソン郡の橋」を2回も見てしまった。シュワちゃんの「イレイザー」など、封を開けてさえもいないというのに!

ジェームス・ウォラーの『マディソン郡の橋』は、実は大嫌いな話だったのだが、大津栄一郎先生のNHKラジオの講義があったため、原書(『The Bridges of Madison County』)でも翻訳でも読んでいる。加えて、友人がビデオを貸してくれたので、それも何度か見ている。

そこまで関わっておきながら、やっぱり嫌いだ!と思っていたのに、「安売り」にひかれて、つい買ってしまって、やっぱり買わなきゃよかったなどと後悔しながら一応見てみると、なんてことでしょう!もう涙、涙って感じ。以前に本を読んだり、ビデオを見たりしたときは、これを理解するには私は若すぎたのだ。

この話は「不倫の恋」という部分ばかりが注目されてしまっているが、人生がたそがれてきたんじゃないかと思い始めて、やっとわかる大人の物語だったのだ。もちろん叶わぬ恋というシチュエーションも、非常に切ないのではあるのだけれど、その奥に、もっと違ったものがあったのである。

主人公のフランチェスカを演じるメリル・ストリープが、太りすぎで見苦しい!映画って夢を見させるものでしょ!などと言っていた私なのだが、気が付いてみれば、自分もとっくにそういう体型になっており、今見れば、当然のことながら、言うまでもなく、メリル・ストリープのほうがはるかにきれいだ。(^^;

そして、家庭を何より大事に思ってはいるものの、このまま年を取って死んでいくだけなのか、という孤独と脱力感。もっと違う自分があるはず・・・と思っているところに、クリント・イーストウッド演じるところの、ロバート・キンケイドがやってくる。

平凡な日常に投じられた、ひとつの変化。それを待ち望んでいたにも関わらず、どうしても踏み切れないフランチェスカの気持ちが、痛いほどわかるような気がして、まるで自分のことのように泣けてきてしまった。

以前には全然いいと思わなかった話なのに、なんという違いだろう!年を取って、経験を重ねるということは、こんなにも大きな違いを生むものなんだなと驚いた。

しかし、これはアポロ13号の前では見れない。なんで泣いているのかと疑問に思われ、まさに不倫でもしているんじゃないかと勘ぐられたりしたら、あんまりよろしくない。

ところで、字幕と吹き替えの訳がだいぶ違っていたのでびっくりしたのだが、例えば、夫リチャードの人柄を説明するときに、「clean」という単語を使っているのだが、字幕では「まっとう」なのに対して、吹き替えでは「さっぱり」と言っている。これはだいぶ意味が違うだろう。大津先生はどう訳したか忘れてしまったが、前後関係からして、ここは「まっとう」のほうがいいように思う。こういう違いは結構たくさんある。

それから、アイスティー(ここで「SUN TEA」が出てくる)を作っているところで、フランチェスカがロバートに「砂糖は?」と聞く。原書では「No!」と言っているのに、映画では「もちろん!」である。これは字幕でも吹き替えでも一緒。そんなことはどうでもいいと言えば、どうでもいいのだが、やっぱりダーティー・ハリーが砂糖なんか入れちゃダメでしょ。

ちなみに、映画の舞台になったマディソン郡の橋、ローズマン・カバード・ブリッジ(Roseman Covered Bridge)が、最近火事(放火?)で焼けてしまったという話があった。でも、焼けたのはシーダー・ブリッジだ。原題のほうは「Bridges」と複数になっているので、一番有名なローズマン・ブリッジだけが物語の舞台というわけではない。

『マディソン郡の橋 終楽章』/ロバート・ジェームズ ウォラー
出版社/著者からの内容紹介
よみがえる<永遠の四日間>。あのときの感動を、あなたは覚えていますか?
1981年、ロバート・キンケイドは68歳になり、すでにフリー・カメラマンの仕事を引退し、小島の小屋でつつましい暮らしをしている。しかし、あの運命の四日間から16年経ったいまも、フランチェスカへの秘めた想いは消えることがない。それを確かめるためにも、最後にもう一度マディソン郡の橋を見に行こう、と彼は思い立つ。いっぽう、一年前に夫を亡くし、60代になったフランチェスカは、いまも日課としてローズマン・ブリッジへの散歩を欠かしたことがない。ひょっとして、いつかまたロバートがやってくるかもしれないというはかない願いを抱えながら・・・。9年前の大ベストセラー、「マディソン郡の橋」の完結編。
原書:『A Thousand Country Roads: An Epilogue to the Bridges of Madison County』


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Sushi For Beginners has all the right ingredients for a thirtysomething novel. The thirtysomething girls are there, looking for a better job, a better man, ANYTHING other than what they've already got; there are men to die for and men you wish would drop dead, preferably in agony. And these "so-real you can pinch 'em" people live their lives in a funny, thrilling, sad world that you wish hadn't just ended when you turn the last page. But there's more, because this one is written by best-selling Irish author Marian Keyes.

Where her previous bestseller, Last Chance Saloon, featured Irish folk living in London, Sushi For Beginners is set in Keyes' hometown, Dublin. The only "foreigner" here is Lisa from London, a real madam whose longed-for promotion to "Manhattan" magazine is knocked off-course a few thousand miles when she is forced to accept the editorship of "Colleen", a new magazine for young women, billed by the publishers as "dumbed-down" but definitely "sexy". Lisa would frankly rather eat one of her freebie Patrick Cox stilettos. Still a job is a job, and anyhow, Irish MD Jack Devine could just turn out to be a major consolation prize. Lisa's deputy at "Colleen" is Ashling, a Little Miss Fix-It, whose early role reversal with her mother (thanks to the latter's nervous breakdown) has induced an organisational paranoia and a handbag filled with emergency equipment to meet any eventuality. Oh, and a best friend whose motives might not always be in Ashling's best interests.

This is a story of three girls' lives, what's made them what they are and their search for happiness--sometimes found in unlikely places and sometimes lost forever. With Sushi For Beginners, Keyes is fast-becoming the undisputed Queen of her genre. She's wincingly accurate and wickedly funny, and while she can tackle big issues like homelessness (no pun intended) with honest feeling devoid of over-sentimentality, her insight into the aspirations of thirtysomething women at the turn of the 21st century sets her high above the competition. --Carey Green


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