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| 2002年10月03日(木) ■ |
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| アメリカ南部話 |
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このところ、アメリカ南部を舞台にした小説を続けて読んだ。特に意識したわけではないが、なぜか続いた。今日読み終えた『ヒャクニチソウの満開の下』も、やはり南部が舞台。
マーク・トウェインなどもそうだが、『アラバマ物語』のハーパー・リーにしても、先日読んだ『クレイジー・イン・アラバマ』のマーク・チャイルドレスにしても、南部には文章の上手い作家が多いのだろうか?個人的には南部の作家はかなり気に入っている。あれだけ広い国だから、西部、東部、南部とそれぞれに違う個性があるのは当然だろうが、南部は一番面白いと思う。
『ヒャクニチソウ・・・』に出てきた、バターミルクにコーンブレッドをちぎって浸し、スプーンで食べるというものが、今読んでいる『Fried Green Tomatoes at the Whistle Stop Cafe』にも出てくる。これって、南部独特の食べ方なんだろうか?でも、バターミルクってなんだろう?ずっと気になっている。
最近はアイルランドの作家なども好きだが、なにかその土地に根付いた文化みたいなものに魅力を感じている。ニューヨークあたりの作家が、妙にすかしているように感じるのは、たまたまだろうか?
余談だが、3冊続けて同じ地名が出てきたことがある。「Martha's Vineyard」だ。これってどこ?文章から察するに、アメリカ大陸の北のほうのようだが、ジェームス・パタースンの『Suzanne's Diary for Nicholas』、ジョン・アーヴィングの『The Fourth Hand』、キャシー・ケリーの『あなたがいるから』の3作に出てきた。『あなたがいるから』では、「マーサのぶどう園」と訳されていたが、本当にぶどう園なんだろうか?ほか2作では、どうも地名のような気がしていたのだけれど。。。
と思って調べてみたら、やっぱり地名だった。
<Martha's Vineyard>
てことは、『あなたがいるから』の「マーサのぶどう園」は間違いってことになる。そうだよね、アイルランドくんだりから、わざわざアメリカまでぶどう狩りには行かないだろう。でも、「マーサのぶどう園」という名前の場所であるから、けして間違いとは言えないか。しかし、これを知らない読者は、ぶどうのとれる「ぶどう園」だと思うだろう。間違いなく。
〓〓〓 BOOK
◆読了した本
「ヒャクニチソウの満開の下」/ミシェール・リー・ウエスト 内容(「MARC」データベースより) 1932年のある夜、ミス・ガシーは幼い娘を守るため、侵入した男を銃で撃ち、まだ息のあるその体をヒャクニチソウの下に埋めた…。南部テネシーを舞台に、過酷な運命をしたたかに生きる3世代の女性たちを描いた長編小説。
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