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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
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2007年06月02日(土)
時間のない国で(ケイト・トンプソン)

●読了:『時間のない国で 上』(ケイト・トンプソン)
『時間のない国で 下』(ケイト・トンプソン)
原書:The New Policeman(Kate Thompson)

内容(「BOOK」データベースより)
どういうわけかいつも時間がたりなかった。一時間が、一日が、一週間が飛ぶようにすぎてしまうのだ。音楽一家リディ家の長男JJも、家族も、まわりじゅうみんながそう感じていた。そんななかJJは、母ヘレンの誕生日プレゼントになんとかして時間を買おうとするのだが…

遺跡の地下にある不思議な膜を通りぬけたJJがたどりついたのは、“永遠なる若さの国”。そこではなんと時間を売ってくれるというのだ。実は、本当ならこの国にあるはずのなかった「時間」が存在するようになり、みな困っているのだという。ぼくたちの世界からこっちの世界に時間が漏れている?JJはフィドル奏者の若者アンガスといっしょに時間漏れの原因をさがすことに…そこで彼らがたどりついた意外な真相は? アイルランドの伝承と伝統音楽が現代にいきいきとよみがえる!2005年度ガーディアン賞、ウィットブレッド賞児童書部門、ビスト最優秀児童図書賞受賞。


日本語なので、さらりさらりとアッという間に読んでしまった。おもしろかったあ。音楽が主役の話なので、曲を奏でるシーンがとても沢山出てくる。木々や農場の動物たちや、時間という目に見えないものが流れ出すのを感じたとか、五感に訴えかけてくる表現が印象に残った。主人公の少年が音楽一家に育ったフィドル(ヴァイオリン)の名手で、コンクールやあっちこっちの大会に出ていた過去があるという設定に萌え! 日本語であっという間に読んでしまったのが「勿体無いなかったなあ」という気持ちになった。