☆検索して来た方、探しものは【HOME】右下のサイト内検索へ
最新 目次 MAIL

読書記録 / BBS
気になる本
雑記帳
みどりのアンテナ

Yesterday : Today


Amazon.co.jpへ


日記 Days Full of Excitement and Joy
みどり
MAIL
HOME



My追加


エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2005年11月30日(水)
Valley of Secrets(Charmian Hussey)

●読了:Valley of Secrets(Charmian Hussey)
主人公のスティーブン・ランズベリー少年は、ロンドンの孤児院で育った捨て子。学校を卒業して、寮を出なくてはいけないという時、突然アルバート・ポスルスウェイト氏と名乗る弁護士からの封書を受け取った。曰く、スティーブンにはセオドア・ランズベリーという名前の大叔父がいて、彼が亡くなったためスティーブンはコーンウォールにあるランズベリー・ホールを遺産として相続する権利があるという。「ランズベリー・ホール」がどのような所なのか、またポスルスウェイト氏が詳しい話をしてくれないのに不安を抱きながらも、帰る所のないスティーブンは身の回りのものをまとめてロンドンからコーンウォールへ旅立つ。
ランズベリーホールでスティーブンが見たものは、無人の屋敷とどこまでも続く森。スティーブンはひとりで暮らし始めるが、身の回りのものが無くなったり、移動していたり、台所が勝手に片付けられていたり、なかったものがいつのまにか置いてあったりと不思議な事が頻発する。図書館で大叔父セオドアのアマゾン旅行記を見つけ、ランズベリーホールの謎を解こうと、日記を読み始めた・・・。


◎ランズベリー・ホールの敷地はメチャクチャ広い。森や丘や川はもちろん、沼に草原に野菜畑、そして海(プライベートビーチ)まであるらしい。
◎怪我した動物を助けたら懐かれた
◎キッチンがいつのまにか片付けられていたり、気がつくと薪が積み上げられていたりする。屋敷には勝手に仕事をしてくれる小人さんがいるらしい。でもお駄賃にバナナがなくなっていたりするのでちょっと有難迷惑

設定やアイデア(発想)は面白いのだけど、書き方がくどくて長すぎる。それに全体のバランスが悪いと思う。起承転結ならぬ、起承転転転結みたいな感じ。
この「転」部分に当たるのが、中間部に250ページほど延々と続く大叔父セオドアのアマゾン旅行記で、つまりこの本はアマゾン河の動植物や住人たちとの触れ合い、危険に満ちた探検記がメインだったらしい。その内容を受けて、ランズベリーホールの謎が明らかになる。看板に偽りありだ!(`へ´) この謎解き前の「溜め」が長すぎて白けてしまった。しかも謎謎というけど、最初に予想した通りの展開でガックリ。あー腹立つ!