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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
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2004年09月12日(日)
上と外(恩田陸)

●読了:『上と外1・2・3・4・5・6』(恩田陸)

内容(「BOOK」データベースより)
両親の離婚で別れて暮らす元家族が年に一度、集う夏休み。中学生の楢崎練は久しぶりに会う妹・千華子、母・千鶴子とともに、考古学者の父がいる中央アメリカまでやってきた。密林と遺跡と軍事政権の国。四人を待つのは後戻りできない「決定的な瞬間」だった。全五巻書き下ろし、隔月の連続刊行、熱狂的面白さで読者を魅了する恩田ワールドの決定版、待望の第一巻。

G国で軍事クーデター勃発。楢崎練の帰りを待つ祖父ら家族は突然の報に不安を募らせた。一方、決起グループに隔離監視された賢と千鶴子は子供たちの無事をすべなく願った。その頃ヘリコプターから落下した練と千華子は密林を彷徨する。疲労困憊する中で二人が聞いた轟音。そこで見たものは!?ノンストップの面白さで息もつかせぬ第二巻。

誰かに見られてる、誰もいるはずのないジャングルの中で…。得体のしれない不安を抱えつつ歩き続ける練と千華子は、その入口に深い闇をたたえる遺跡を見つけた。そこでの束の間の休息。しかしすぐに疲労困憊する千華子の身に異変が起こった。それを待ち受けるかのように現れた新たな謎。そしてついには練の身にも…。緊張と興奮の第三巻。

千華子を人質にとられ、練はニコと名乗る少年から危険なマヤの儀式への参加を強要された。それは、少年たちがつねに背後に獰猛な獣の気配を感じながら、生き残りをかけて争う過酷なレースだった。刻一刻、過ぎてゆく時間。失意と恐怖の中で、練に残された制限時間はあとわずかしかない。脱落すれば千華子の命が…。もう後戻りできない第四巻。

革命新政府は「楔が抜けるまでこの状態は続く」と発表。が、この「楔」は何を意味するのか?賢と千鶴子はヘリコプターでの捜索を開始したが困難をきわめた。一方、練は勇気と機転で「儀式」を終え、すぐさま軟禁中の千華子のもとに向かうが…。その時、国全体をさらに揺るがす、とんでもないことが起こりつつあった。面白さ最高潮の第五巻。

史上最悪の大地震と火山噴火で練の恐怖の針は振切れた。もう何もかも終わりだ!神は二人を見捨てたのか!?兄弟は再会できるのか?そして家族は?息もできない緊迫と感動の最終巻。


おもしろかったけどー、通して一つの話として見た場合、こんな6冊にも分ける必要があったのかどうかは疑問。恩田さんの本の中で特別好きってほどではない。最初の3冊分の、G国到着→ジャングルで冒険のあたりが良かった。練と千華子が手持ちの荷物を点検して、サバイバルに挑むところや、ジャングルの熱気が伝わってくるような濃い描写。その後の「儀式」の部分は、作り話めいていてちょっと白けてしまった。なんだかなーって感じ。まぁ、これはこれで面白かったからいいか? 作者はスティーブン・キングの『グリーン・マイル』がやりたかったんだそうだし・・・。