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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
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2004年08月27日(金)
Predator's Gold(Philip Reeve)@18/35章

●読書中:Predator's Gold(Philip Reeve) / US版@18/35章
第1部はこの18章までで、以下、第2部(19〜28章)、第3部(29〜35章)と続く。
8/23】の続き。移動都市「アンカレッジ」に不時着したジェニー・ハニヴァー号。トムとヘスター、ペニーロイヤル教授はアンカレッジを治める女侯爵フレイアと残り少ない町の人たちに歓迎される。歴史家の見習いだったトムはフレイアの創った博物館の管理を依頼され、ペニーロイヤル教授は死の大陸(アメリカ)へ行ったことがあるという経験を買われて、祖国の大陸を目指すアンカレッジの航海士長に任命される。
トムと教授がアンカレッジに馴染んでいく中、ヘスターはひとりアンカレッジを早く離れたいと願っていた。幼い頃からひとりで生きてきたヘスターは移動都市に住んだ経験がなく、贅沢な建物、豊かな食事など居心地が悪いだけ。ヘスターにとってはジェニー・ハニヴァー号こそが家で、トムと二人きりで空を飛ぶ毎日は、生まれて始めて得た幸せだった。トムに色目を使う女侯爵フレイアは大嫌いだし、こんな町は早く離れたい。ヘスターはジリジリしながら飛行場でジェニー・ハニヴァー号の修理を見守る。
そして、何日も過ぎた。ヘスターは飛行場でジェニー・ハニヴァー号の修理を見守り、トムはフレイアと一緒に博物館へ。世界有数の移動都市「ロンドン」で教育を受けたトムを"自分に相応しい"と決めた女侯爵フレイアは、トムを頻繁に自分の館に招き、「ブスなガールフレンド」と引き離そうとしていた。雪嵐の吹き荒れる夜、フレイアはトムひとりを夕食に招く。すすめられるまま酒に酔ったトムは正体を失い、フレイアに迫られて・・・・。それを、その時偶然(!)尋ねてきたヘスターがドアの外から目撃してしてしまう。誤解が積み重なった結果、ヘスターは「トムとはもう終わりなのか」と嘆き悲しんで、そのまま修理が終りかけた状態のジェニー・ハニヴァー号で雪嵐の夜空を飛び立った。
一方、自室のベッドに倒れ込んだトムは、見知らぬ少年に叩き起こされて・・・。

*アンカレッジはアメリカ合衆国アラスカ州の都市名。移動都市アンカレッジは現在グリーンランドのあたりにいて、北米大陸にある「故郷」へ向かって驀進中。

あらら、フレイアってもしかして、ものすごく嫌な奴? まるまると太ってて、ワガママで、自分のために世界が動いていると思ってる女、って。スゴイこと言われてるよ! ヘスターがジェニー・ハニヴァー号でアンカレッジを飛び立った後、トムが嘆く所のフレイアの反応もすごい。おいおい、そんなこと言ったらトムに嫌われるに決まってんでしょ! ヘスターのことを始めから「取るにたりないブス女」と決めてるから、ヘスターが居なくなってトムが嘆くのを理解できないと。うーん。
と、第1部はこういう話なので、実は全然面白くなかった。アンカレッジの町の様子も詳しく描かれていないし、ヘスターとトムがすれ違っていくのを延々と描いただけ。オーケー、つまり第1部全部かかって、ガッチリとカップリングしてたトムとヘスターを引き離したわけね。で、作者の目的は一体・・・。