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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
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2004年07月20日(火)
The Fire Rose(マーセデス・ラッキー)@7/15章

●読書中:The Fire Rose(Mercedes Lackey)@7/15章
あの後、だんだん面白くなってきた!(よかった〜) まず5章でPaul du Mondの本性が発覚。それから、ジェイソンの魔法の力なんかがどんどん出てきて、ジェイソンの天敵とやらも出てきて面白くなってきた。

この話に出てくる魔法は4大元素、地・水・火・風の力に基づく力という設定で、人にはそれぞれ一つずつ合う属性があるそうな。ジェイソンは「火」のマスターで、火の性質であるSalamander(火トカゲ、表紙で机の上に乗ってるヤツ)を配下に従えている。ロザリンドがキャメロン邸にやってきてから、良く手入れされた屋敷にも関わらずなぜかポール以外の召使の姿がなかったのは、Salamanderたちがロザリンドには分からないように活躍していたからだった!
ポール・デュ・モンドは、"Beast"=狼男ジェイソン・キャメロンの弟子で召使。キャメロン邸では執事のような役割をしているが、本当はジェイソンに魔法を習う弟子なのだとか。だが、ジェイソンはポールを信用できず、基礎的なこと以外教えていない状態。ポールはそれを不満に思って「いつか見返してやる」「ジェイソンが魔法を教えてくれないのは、俺の才能を恐れているからだ」と。
ジェイソンの外の世界向けの仕事の処理のため、1週間の予定でサンフランシスコの街へ出かけたポール。彼はいつもの街へ出てきた時の習慣通り、歓楽街の娼館へ行く。メキシコや中国の田舎から連れてきたばかりの少女たちを"Break"する・・・強姦して絶望の淵に追いやり、諦めさせて立派な娼婦になる「手助け」をする仕事をして、自分の金を稼ぐポール。金は主人ジェイソン・キャメロンからもらっているけれど、魔法使いの紐付きの金はどこから足がつくか分からない。「新しく屋敷に来たあのロザリンドという女、あいつを"Break"してみたいものだ」

うーん、いいね、ポール。こういういかにもって感じの悪役って分かりやすくて好き。行動が読みやすいよね。娼館を出て後、なんとジェイソンの天敵、水のマスターSimon Beltaireに会って、ロザリンドのことを報告している。スパイもやってるのか!