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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2004年02月03日(火)
Alphabet of Thorn(Patricia A. McKillip)@1/27章

●読書中:Alphabet of Thorn(Patricia A. McKillip)@1章
一昨日発売で、昨日届いたマキリップの新刊本を早速読み始めてみる。ミニハードカバーって大好き。カバーイラストはKinuko Y. Craftさんのサイトで全景が見られます。きれーい。
この本はゆっくり読むつもりで、今日は7ページ目まで。私の洋書の読み方の基本に「最初の10ページは辞書を引きまくって完璧に理解する」ってのがあるんだけど、マキリップの本は特にこれをキッチリやらないと、延々と話に入れなかったりするのだ。けどちゃんと読むと、最初っからきれいな文章だな〜。うっとり・・・。

冒頭の話の舞台はRaine王国の王立図書館。Raineの女王の戴冠式に参列するために、Twelve Crowns of Raineの代表者が各地から王宮に集まってきている。ヒロインのNepenthe(ネペンス)は16歳。赤ちゃんの時に城の前に捨てられていたのを、司書のじーさまが拾って、写本家(Transcriptor)として育てたんだそうだ。
Twelve Crowns of Raineの代表者について王宮にやってきたCroysusという学者が、司書のじーさまとNepentheのところへやってくる。Croysusは楕円形をした見たことのない文字で書かれた謎の文書を見せて、この文字を見たことはあるかと聞く。文字は解読不能、使われている皮(羊皮紙?)も材質が何なのかわからなかった。
光と影の表現が印象的。図書館は暗くて寒くて埃っぽい。窓から差し込む暖かい日の光。塔の上の窓から明るい外の景色を見て、普段自分が仕事をする暗く寒い地下の作業室を思い浮かべるNepenthe。

Nepenthe ネペンス : 本書の主人公の名前。(ギリシャ神話より)憂いを忘れさせる薬、消憂薬、ネペンテス(多分アヘン);苦痛を忘れさせるものの意。ワインの銘柄やレストランの名前なんかに使われてるみたい。

●買った本 和書¥1000
僕たちの好きな『指輪物語』
 詳細はこちら。別冊宝島のムック、地図とか人物相関図とか用語解説とか、色々わかりやすそうでいいなと思って買ってみた。