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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
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2002年06月24日(月)
瘤取り晴明・読了/まほろ市の殺人・春

●読了♪:『陰陽師:瘤取り晴明』(夢枕獏)
昔話「こぶとりじいさん」の夢枕版パロディ。民話調でほのぼのしてて、なかなかよかった。「こぶとりじいさん」では「良いおじいさん」と「悪いおじいさん」が隣同士に住んでいる設定だったと思うけど、この『瘤取り清明』はふたりが兄弟という設定。

●読了♪:『まほろ市の殺人 (春) :無節操な死人』(倉知淳)
『まほろ市の殺人』シリーズ4作はつまり、田中芳樹の言うところの「ルリタニア・テーマ」の和ものミステリーバージョンだ。ルリタニア・テーマとは、「近代または現代のヨーロッパ大陸の一角に架空の小国を設定し、そこを舞台に大冒険をくりひろげるお話」のことで、アンソニー・ホープの『ゼンダ城の虜』に出てくる架空の王国ルリタニアに基づく造語。
『まほろ市の殺人』は、D県の中央に位置する架空の街・真幌市を舞台にした、「幻想都市の四季」という趣向。街の概略地図、街の歴史、産業、経済状態まで一通りの共通設定があって、その「真幌市」で起きた4件の殺人事件を、4人の作家が書いたということらしい。「浦戸颪(うらどおろし)」と呼ばれる春の大風は、冬の蜃気楼と並んで真幌名物の季節の風物詩だそうだ。「春」は、真幌総合大学の男子学生が語り手。

<春・STORY>
「人を殺したかも知れない・・・・」真幌の春の風物詩「浦戸颪」が吹き荒れた翌朝、美波はカノコから電話を受けた。7階の部屋を覗いていた男をモッブでベランダから突き落としてしまったのだ。ところが地上には何の痕跡もなかった。翌日、警察が鑑識を連れ、どやどやとやって来た。なんと、カノコが突き落とした男は、それ以前に殺され、真幌川に捨てられていたのだ!

●読書中:Dark Lord of Derkholm(Diana Wynne Jones)
すっごい一生懸命読んでるんだけどねぇ、まだ1/3くらい。この話は、どうやらはっきりしたヒーロー・ヒロインがいないらしい。Derkholmというのは魔法使いDerkのHolm(小島、中州)、つまり彼の家のことを指す。そこに住む人間4人とグリフィンが5匹(匹と数えていいものか・・・^^;)、誰が特に主役ということもなく全員がゴチャッと混ざりながら話が進む。The Dalemark Quartetもそうだったように、人物ではなくて、世界そのものが主役のような印象を受ける。早い話が、キャラが中途半端で話にはまれない、というのが今の私の状況。
まぁ、ストーリー的におもしろくないわけじゃないから引き続き読みます。何しろまだ1/3だし。