2003年10月26日(日)

17歳と11ヶ月と6日


反省することばかりである。

「自分は最低な人間なのだ」
そう思いながら日々過ごしている。

自分なんか大っ嫌いとか(まぁ嫌いだけど)
自分なんかいない方がいいんだとか
自分で自分を崖から突き落とすような
そんな意味で自分のことを追い詰めているわけではなく
例えばトマトの名前はトマトと決まっているように
「自分は最低」と初めから決まっているような感覚である。
だから、
優しい誰かから心配の言葉が欲しいとか
優しい誰かに慰められるのを待っているとか
そんな想いを抱いているわけではないのです。

反省することばかりである。

綺麗な人間というのは実際にいると思う。
ごく稀にいると思う。
間違いを犯さないんじゃなくて、
間違いを繰り返さない人間。
本当に頭がいいんだろう。

どうしてこんなに不器用にしか出来ないのか。
失敗するとわかっていながら
どうして私は同じことを繰り返すんだろう。

不器用な人間が醜いわけじゃない。
不器用だって美しい人間はたくさんいる。
いや、不器用ゆえに美しいということもあるかもしれない。
でも私には、その、
「不器用ゆえに美しい」というものも、ないのである。

なんだかいつも焦っている。
自分の意思とは無関係に、体が急ぎ足で向かおうとする。
しかし急ぎ足であるはずなのに
いつのまにか制限時間を過ぎている。
不器用にも程があるだろう、と情けなくなる。

焦っているわけでも、落ち込んでいるわけでもない。
ただ、自分を上から見つめているような感覚。
見ている私はとても無表情である。
どうしたらいいのかわからず泣いているうちは
まだ可愛いのかもしれない。
不器用な自分を妙に冷めた目で見ている今は、
諦めました、と情けない笑顔ですんなり言えてしまう。

10代もあと少し。
まだ大人じゃない。
だけどもう、子どもでもない。




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