まおまおまお
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2005年07月15日(金) お駄賃

電話代とガス代を払うために自宅のある集合住宅近くのコンビニへと歩いていると買い物帰りの老婦人に声をかけられたので立ち止まった。
「おにいさん、ちょっとこの袋そこの段のところまで持っていってくれないでしょうか。」
老婦人は食料品の入ったレジ袋を下げていたがそれを手にとってまおは集合住宅の非常階段下の段々まで持って行き置いてコンビニへと向かった。
コンビニで電話代とガス代を払うと自宅へと戻るときにくだんの段々まで来ると老婦人が座って汗を拭いていた。
「暑いですねえ。」と声をかけると老婦人は先ほどの礼を述べた後言った。
「アイスでも如何。」まおが丁重に断ると財布をまさぐって200円出してまおに渡した。まおはびっくりしたので固辞していると「好意は素直に受けなさい。」と言われたので恐縮しながら200円を受け取り、レジ袋を下げて「家の前まで運びますよ。」と言ってレジ袋を老婦人の自宅前まで運んだ。
「本当にありがとう。親切にされると気持ちがいいですわ。」老婦人そう言って頭を下げた。まおは頭を下げながら好意は素直に受けるといいという老婦人の言葉がやけに印象に残った感じがした。200円はお駄賃と言う事だろう。


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