汐留の「地域冷暖房」について視察に行ってきました。
「カレッタ汐留」などに象徴されるように、銀座や新橋、丸の内といった主要市街地と隣接し、東京湾を臨む絶好の立地条件にある汐留は、再開発を経て一大ビジネス拠点として生まれ変わっています。
地域冷暖房というのは、ある一定地域全体で1カ所または数カ所の熱供給プラントを保有し,冷水や温水などの熱を周辺の建物に供給するシステムです。 排熱も無駄なく使えるため、エネルギー効率が飛躍的に向上します。 高い経済性と環境への影響の少なさから,都市部中心に積極的な導入が図られます。 東京だと、今回視察に行った汐留をはじめ、六本木ヒルズなどの再開発地域はだいたいこのシステムが採用されています。
実際に巨大なボイラーや、原子炉を想像させるような冷却水槽などの装置を見ましたが、これが都市の空調を支えているのかと思うと不思議な気分です。 わたしたちが普段使っている地下鉄などのさらに地下で、こういった施設が稼働しています。
担当の方が説明をしている中で、 「人間はここまでしないと、都市では住めないんですね」 と言っていたのが印象的でした。
北区では、いまのところこのシステムを使うほどの再開発計画はありませんが、「都市」について考えさせられる視察でした。
ちなみに、「地域冷暖房」についてはこちらを参照下さい http://www.tokyo-gas.co.jp/ghakase/dr19/dr19.html
|