アグレッシブ↑ゴーゴー↑
目次前の日次の日


2004年06月04日(金) 出棺

昨日父方じーちゃんが亡くなりました

享年80歳。

脳出血で倒れてから12年、腎不全になってから3週間でした





じーちゃんは白かった。もう、見た瞬間に『蝋人形』としか思えなかった。その肌の色が。青白くなくて。ただ色が色白な人に見えて。

寝ているだけで、布団が呼吸に合わせて動いているように見えた。

目を覚ましそうだった。





あたしは、亡くなった人間を間近で見たことが1回しかありません。小学生のときに亡くなった曾祖母。亡くなったその姿の記憶がありません。泣いたことしか覚えていません。

だから、今回が初めて亡くなった人を見たも同然。





じーちゃんの自宅から出棺です

集まった親戚全員でじーちゃんの手足や顔を拭いてあげます

あたしは足を拭いてあげた。

右手に濡れタオルを持って。特に触る必要はなかっただろう・・・けど、どうしても確かめたくて。

左手でじーちゃんの足を触った。冷たかった。ひんやりしてた。

こないだ、お見舞いして体を触ったときは温かかったのに。けど冷たかった。




足袋をはいて、手の甲にも白い布をまとって。竹でできた杖を傍らに、好きなお菓子や、愛用していた帽子なんかと棺桶に入って、じーちゃんは自宅を出発した。


ツナ |HomePage

My追加