ちづちゃんのさらさら日記




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2004年08月22日(日)


【LIVE】ザ・プラン9「The Ten-Show」


ザ・プラン9「The Ten-Show」@恵比寿エコー劇場。

楽日の夜公演のチケットを押さえていたものの、直前にお友達から昼公演のチケットが流れてきて、一日に二回見ることになりました(笑)。

以下、ネタバレです。今回もDVD化予定だそうなので、そちらをご覧になる方はご注意下さい。

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今回の舞台は、とある場所にある医学生の集まった研究所。
プランの五人はその医学生。
ただ、現在五人が取り組んでいる研究は「転生」について。つまり生まれ変わりを実現させるための研究。
本当に「転生」なんて可能なのか?と半信半疑ながらも研究を続けるうちに、一人ずつ「自分の生まれ変わりたい歴史上の人物」に変化してきてしまう…というお話。

もちろん大オチは別のところにあるのですが、メタ構造の上に劇中劇もあって入り組んだ構成かも。
最初の劇中劇、ずっとこのままの設定だったらどうしよう、見るのツライ…と心配してしまいました(オープニング映像が始まるまでずっとその劇中劇を引っ張るので)。鈴木氏が女性役で浅越氏が出っ歯なのですもの!そんなんで二時間やられたら困るよ!(笑)
もちろんそんなのは杞憂で、オープニング映像明けには五人とも素敵な白衣姿でした。
※パンフレットにも白衣姿で写ってます。

そう、今回オープニングが映像になってました。スクリーンに映し出す形の。
ただね、楽日昼、これが流れなかったんですよ!!
大きなスクリーンを舞台上にわざわざ搬入したのに、延々何も映らないの。あまりに長い間白い画面のままだったので、「あー、今回はオープニング映像にしたんだけどトラブルで映らないんだな…」と分かりました。
夜公演ではちゃんと流れてましたが、昼だけしか見られない人が可哀想ですよ。
この件について全然謝罪がなかったので、これは減点。
オープニング映像は、フライヤーなどのイラストを描いた漫画家の南勝久氏が描いた似顔絵(フライヤーとは別バージョンもあり)とプランの各メンバーの写真など。
物語を暗示する結構重要な映像だと思うので、見られなかった方はDVDで確認して下さい…。

今回のプランの役名は元号シリーズで、享保(キョーホ=浅ゴエ氏)と文亀(ブンキ=久馬氏)はいい名前かも。永禄(エイロク=鈴木氏)は、永六助しか思い浮かばなかった(笑)。
キャラクターとしても一番好きだったのは、久馬氏のブンキでした。
水晶玉を持って占いをする人なんですが、エイロクの相談にのってあげたり(ヒドイ扱いしてたけど…「綺麗だからこその行動だ」には笑ってしまいました)、不吉なことが見えても深刻にならずに笑顔でやりすごしたり、普段の久馬氏の雰囲気のようなままのふんわりしたところが好きでした。
いや、単純にあの髪型が可愛いからかしら…。
髪型といえば、灘儀氏も現在の長めの髪型がかなり可愛いです。似合ってます。二つに分けても可愛い!!パンフの個人写真もめちゃくちゃ可愛く写っていてビックリ。

ただ難を言えば、やっぱり今回もキャラクターの深さがあんまり感じられず残念。
なんでブンキ氏はあんなに占いにこだわるのか?(←そこに何かエピソードがあってもいいのに。医者を目指した理由よりそっちの方が大事だと思う)
何故エイロクはキョーホのことを好きになったのか?(←幼馴染ということはキョーホと一緒にいたくて医学部選んだのだろうか…)
五人はどれぐらいの仲良し度なのか?(←一緒に寝泊りしているみたいでしたが)
メイワとケイチョーに至っては結構脇役っぽかったですね、大してエピソードも活躍もなかったし。※ケイチョー転生後は除く

ケイチョー転生後、で思い出しましたが、殺陣は結構綺麗に決まっていて感心してしまいました。特に鈴木氏は下手なエイロクと差をつけるために、転生後はちゃんと決めなければいけないところがバシっと決まってました。すごい。
灘儀氏も刀くるくるしてるのは上手だったんですけど、あの歌謡ショーで全部飛んでしまいました。なんだあの時間は!(笑)

歴史上の人物は結構描き方が画一的で、ちょっとがっかり。
特にエイロク=森蘭丸ってのは…。転生後は蘭丸がキョーホにさり気なく迫ってましたけど、蘭丸はただの小姓でそういう人じゃなかったと思うし(一般的なイメージはそうなのか?)あれでちょっとエイロクのキョーホに対する想いが不純に見えちゃってマイナスでした。
あとナポレオンの名字(?なのか)がボナパルトってのはさすがに皆知ってるでしょうよ!
四人とも知らないって言ってましたけど。
「知ってるよ、魔法の国から来た落ちこぼれの魔法使い…」には笑ってしまいましたが。

浅ゴエファン的には、序盤の劇中劇のベッタベタな告白シーンがものすごく良かったです。
「俺じゃダメか?」(あっ、本当に受け売りだな、「あすなろ白書」の)だの「その笑顔を僕のものにしたい」だの「好きだ」だの「かもしれない恋愛は禁止だ!」だの(最後のは違うか)。
もうそこだけでお腹いっぱいでした。←ひどい客

昼公演と夜公演で変化していたところはちょこちょこありましたけど、最初のベルト一発芸と覚王山氏のジョークは全然違ってました。
エンドトークでは、鈴木氏が最初と最後が女性役だったので、「女になりたい!!」と絶叫してました(笑)。客席に向かって「私より全然ブス!!」と暴言吐いてたし。確かに鈴木氏の女装似合いますよね…。

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個人的には、やはり「サークルS」を超える作品ではありませんでした…。
やっぱり最初に見た公演が一番好きなものなのかな。これからもずっと。
前回の「禁洒法」よりは全然好きですが(前回公演は本当に思い入れがないんです…)。
でもやっぱり次回も観に行くと思います。あさちゃんには断れましたが(笑)。









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