ちづちゃんのさらさら日記




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2004年03月13日(土)


【LIVE】おぎやはぎ「keep keep」


おぎやはぎ単独「keep keep」@青山スパイラルホール。

毎年恒例おぎやはぎ単独…なのですが、ここ二回と時期も違うし場所も違うし。
外には当日券の列が、ロビーには豪華な花輪がいっぱい!おぎやはぎ、すごい人気ですねぇ。

内容は、いつものようにコント一色でした。以下簡単に。
(タイトルは便宜上勝手につけました)

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・歯車
→スーツ姿の二人。小木氏が銀行の投資係である矢作氏に事業計画を話す場面。
小木氏考案の「成功してない人に歯車の狂ったところを指摘する」事業に一千万投資してくれとの依頼で、とりあえずどんな感じの仕事なのかやってみることになるんですが、かなりめちゃくちゃ。

一番最初のコントですけどあんまり勢いはなかったです。小木氏の「そこそこ〜!」だけが響き渡ってました(笑)。

・平均法
→矢作氏が司会で、新しく可決された「平均法」の内容についての会議(?)。小木氏が事前の調査で全国民の中から選ばれた「一番平均的な人」。様々な項目について、それが日本の平均であるかどうか小木氏のジャッジで決めるというコント。

これ、設定がちょっと分かりにくくて…途中、矢作氏の台詞で「そういうことじゃないですからね、皆さん!」というのがあるんですが、元々設定がよく分からない(笑)。
なんかちょっとバナナマン的かも。
小木氏が延々平均的な答えを出してボケていくのかと思ったんですが、途中から討議項目自体がボケになっていって、小木氏はほぼ座ってるだけでした(笑)。

・プロレス
→テレビのK-1(?)を一生懸命見てる二人。「つねり」だけでチャンピオンになれる!という小木氏と、矢作氏のやりとり。リングネームをいろいろ提案してもなかなか気に入るものが出てこない。

こういう二人が部屋で寛いでて他愛もない話をしているタイプのネタが私は好きかも。おぎやはぎは特に。
ただ話の内容は「護身術」のネタと少し似てるかなぁ。後半は延々リングネームを弄ってました。

・チャンピオン
→ショッピングセンターの催事コーナーに座っている店員の矢作氏。看板には「チャンピオンに挑戦!勝つと豪華賞品があるよ」という文字。小木氏がそのチャンピオン。お客さんが全然集まらないのに、そのチャンピオンがかなり子供嫌いでトラブルに…

このチャンピオンが何のチャンピオンなのか途中で分かるんですけど、なんか子供の下ネタみたいでどーかなーと(笑)。なんかおぎやはぎっぽくないわ!と勝手に思ってました。
小木氏は本当にあの帽子かぶると、幼女誘拐犯に見えないこともない…怖い。
オチはまた落語みたいでした(笑)。このコント結構長かったですよね?

・ダンスウィズドール
→大工の父親(矢作氏)と、人形と一緒に踊るダンスウィズドールを究めるためにウィーンに行く!と家を出ていこうとする息子(小木氏)の感動的な(?)ストーリー。

これは映像で使われるイラスト(ニイルセン氏の絵?)がとても良かったです。あの北斗の拳みたいな勢い押しのナレーションは何?(笑)
最初に小木氏が人形片手に「じゃ、俺たち行くよ」と言うのですが、そこで早くも笑ってしまいました。一言であの人形に対する彼の気持ちがばーっと伝わるんだなぁと感心。矢作お父さんの「お前誰だっ!」連発も面白かったです。

・「反対」
→ミュージシャンの小木氏と、プロデューサーの矢作氏。小木氏の発売した「反対」(反戦歌)が、長渕剛の「乾杯」のパクリだと長渕サイドから訴えられることに。マスコミ対応について、二人が相談するものの…

今回のライブの中ではこれが一番好きでした。
ミュージシャン姿の小木氏がカッコ良かったです。ファッションって大事だね(笑)。
スクリーンで歌詞をきっちり見せてくれる歌ネタだったのですが、そういや「君の席」とかでこういうのやってるよねぇと思いました。今までの単独では見なかったけど。
真剣な釈明をしなきゃいけないからと相談するところで、小木氏がいろんなこと言うのですが、それがとても面白かったです。
バレないようにとの必死のアレンジにも笑いました。
「あんたとあたいは数え唄」御殿のくだり(コント終盤)は場面転換してまで必要かなぁ??

・アダルト卒業
→隣人を殺してしまった小木氏。遺体をなんとかしようとしているところに矢作氏から電話が。なんとか誤魔化したものの矢作氏は既に部屋に来ていて、小木氏を執拗に合コンに誘う。そのうち殺人がバレてしまい…二人のとった行動は?

これも好きでしたけど、殺人動機がひどい(笑)。もう一歩間違えば…というか既に間違ってる!
「バーバリーのシャツ、着ろ。アイロンかけろ」に笑ってしまいました。勝負服がバーバリーなのか…わははははー!!
二人が元アダルト同好会で、矢作氏が事あるごとに「俺はアダルトを卒業したんだよ!」と血の叫びをするのですが…お笑いをいつまでたっても卒業できない私には耳が痛い。「星野ひかるは俺の天使だ!!」…うわー。「現実の女はこれだから嫌なんだよ!!」…うわわわわー。

・キープ!
→エンディングロール後、明転すると、公演チラシと同じような格好(白塗りに帽子+タキシード+ステッキ?)をした小木氏がお立ち台の上でポージング。綺麗に停止できずにぐらつく小木氏に、トレーナーの矢作氏が隣から「キープ!キープ!」の掛け声を。

これはオマケ的なコントなのでしょーか?この格好で小木氏ライブ終えるのか!?と思ったんですけど、最後トークありませんでした。
矢作氏の「ツライのはお前だけじゃないよっ」の言い方で笑ってしまった…

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あとはこれに映像がいくつか挟まります。
小木氏のお部屋改造ネタが二つと、小木氏に似合うロックのランキングVTR。
お部屋改造ネタはネズミの方が好きでした。可愛いな、考えることが!
ランキングは…なんで小木氏あんな限界ギリギリセクシーショットに挑戦!?そこばっかり気になってしまいました(←女失格)。
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エンディングは、トークとかはなしで、舞台の端から小木氏・矢作氏がこっそり顔を出して小さくお辞儀。
トークないのはちょっと残念ですけど、その様子が可愛かったからいいや!!という感じでした。

おぎやはぎの単独は、いつも帰り道「…期待したほどではなかったかなぁ」と思いつつ帰るのですが(何故だろ?)、来年もあるんだったらきっと行きます。なんででしょうか。この感覚は。
小木氏のボケがもっと見たかったかなぁ。
設定どうこうじゃなくて、もっと素材そのものを見たいというか。平均法とか、押しっことか、ダンスウィズドールとか、「そういうものがあるていで」という設定を飲み込まなくても笑えるおぎやはぎを見たいです。フラットな設定というか、普通の状況下でのやりとりというか。
てことはやっぱり漫才…になるのかな?









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