品川庄司単独ライブビデオ「8MEN」。 レンタルしてきて見ました。新作扱いだったけど、最近全然ライブ見てないので飢えが我慢出来ず…(笑)。
コントライブなんですけど、ライブ全体が一つのお話になっていて、完全なストーリーもの。 そのストーリーが、アニメというかマンガというか… 典型的なジャンプマンガみたいな話なのです。 主人公である不良生徒役の庄司氏(金髪・白の長ラン姿)が、極闘鬼が島高校に入学するために対決する八人の番長が「8MEN」。 で、その番長を品川氏がやる、と。
やろうとしてることはものすごく高度なことだと思うのです。 まず、八人分の番長のキャラクター(もちろんそれぞれ色が違ってかつ面白くないとダメ)を考えて、それを一人で演じ分けて、飽きないようなストーリー展開にして…とかなり高度。 が、残念ながら力量が追いついてない気がしました…
とにかく前半が退屈でしょうがなかったです。二度ほど寝ちゃいました。 後半は番長も面白くなってきて、ストーリー展開もあったし、楽しめたのですけども。 あと、コント間のマンガ処理が酷い!!なんだありゃー あれこそ面白くやろうと思ったらかなり絵が上手い人が描かないとダメだと思う。シリアスな絵とギャフンの絵のギャップなんて、めちゃくちゃ上手い絵で描いてこそ面白いのですよ… カラーの色つけも酷かったし、あれはちょっと戴けませんでした。
品川氏はいろいろ番長をやるのですが、庄司氏はずっと同じキャラのままで、これまた飽きてしまう要素のうちの一つかも。 金髪で白い学ランというキャラクター付けを実際にやってしまうところは買いますが(笑)。ホントにマンガの人みたいに仕上がってました。 ただ主人公なのに、いろいろな番長を受け止める役に終始してしまっていて、上記のルックス以外のキャラクターは見えてこなかったです。残念。 最終的に女泣かせてるしね、あの結末…
Fandango!の番組で、お客さんに品庄が「どの番長が一番好きだったか」という質問をしてましたが、私は「うわさ番長」を。 「ハイセンス番長」も好きだったんですけど、あれは品庄軍で見てしまっているので(笑)。品川氏の本領発揮という感じでしたが。 品川氏はどうも「おなら番長」をやたら押してる気がしましたが、個人的にはそんなに…何故こんなに出てくるんだ!?と思いました。変装しなくて済むから? 最後の番長の弱点は「やっぱりそこに落ち着くのね、品庄のコントは」という意味で微笑ましかったです、ある意味(笑)。
てな感じで、構想はすごくいいと思うのですけど、もうちょっとその構想に追いついた形になってほしかったライブでした。 生で見てたら違うのかなぁ…うーむ。 辛口になってしまってすいません…
----- ちなみに、前までちゃんと聞いてた「品庄軍」、一連の西田氏イジメ(あれはイジリを超えてます)の件から不快になって聞いてません。品庄離れ? |