ちづちゃんのさらさら日記




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2003年04月14日(月)


【LIVE】カリカ林トークショー「喋林」(4回目)


 七三メガネ林氏のトークショー「喋林」@銀座小劇場。

 カリカのメガネの方、林氏のトークライブです。
 ピンです。一人でトークです。
 冷静に聞いてすごくないですか?カリカランク(ポジション的に、という意味で)で一人だけでトークライブするっていうの。
 しかも林氏が。コンビのツッコミ担当(一応そうらしい)が。家城氏がやるならまだ分かるけど。
 それでもお客さんが入ってて、もう第四回目なんですよ。
 すごいことですよ、これ。

 とはいえ、具体的にはいったい何をやるのやら、全然分からないままに銀座小劇場へ。前回まではシアターDでやってたそうですが、こちらの方が桟敷もないしいい感じです。
 玉置浩二の「キツイ」(だっけ?)にのせて登場した林氏はいつもの通り、七三にメガネ。
 そしてスーツ。しかも三つ揃い(ポールスミスだそうです:本人談)!ずるいよ…。

 さて、林氏が出てきて何をするかというと。
 喋るんですよ、ホントに(笑)。
 今までは冒頭に一人芝居をやってたそうなんですが、不評によりやめたそうです。
 ということで今回のテーマは「喋り」です!と。
 最初は普通に喋り、次は新聞を見て喋り(高田文夫がやってたのを見てやりたかったそうな)、会場で取った事前アンケートの質問に逐一答え。ずっと喋ってました。

 そんな大爆笑するようなこと喋ってないんです。喋ってないんですけど。
 ものすっごく引き込まれました。
 いちいち仕草とかが素敵なのよねぇ。あれは計算してやってるのだろうか。
 アンケートに静かに目を通して「ははっ」と小さく笑ってから読んだり、七三をさらりとかきあげたり。およそ芸人の仕草ではないんですけど、これ(笑)。

 アンケートの中に相談とかもあったんですが、仕事辞めたい…背中を押して下さい、という内容に林氏の答えが「辞めてどこ行く?不況だよ〜。僕は辞めるのはオススメできません」とか、全然芸人の答えじゃないの!普通なの!
 「借金は働くことのモチベーションになるって(おぎやはぎの)小木さんは言ってたけど僕はそう思いませんね。僕の場合はね」とか。芸人として正しくないよな…ホント。

 他には一応僕はカリカのツッコミ担当なので…ということで考案した「林ツッコミ」の話。さまぁ〜ずの三村さんみたいに特色のあるものを!ということで、普通の人なら「早っ!」とか「遅っ!」ってツッコむところを、林氏は「早めっ!」「遅めっ!」ってツッコんでいこうと(笑)。
 しかも客席に、友達相手にどんどん使って「何それ?」って聞かれたら「カリカの林さんて人がいてね…」と解説して広めろと(笑)。頼りまくり。

 あとは引越しのお話。ずっと芸人仲間で家城氏も含めて7人で住んでた家を出て(全員バラバラに一人暮らしになったそうな)、お部屋を探したり粗大ゴミを不法投棄した話など。
 マルガリータ(というテレ東の深夜番組。林氏のみレギュラーだった)に出てからの世間での反応とか。テレ東のアナウンサーに間違えられたそうです(笑)。ま、芸人には見えないよね…。芸人仲間五人と歩いてたのに、一人だけ「テレビ出てますよね?」って話かけられた、と浮かれて話す彼は可愛かったです(笑)。ホント嬉しそうだった…

 あとはお父さんが町会議員に当選した話を。実家が温泉旅館なんだそーです。お母さんのことを頑なに「お母さん」と呼ぶのが好感持てました。六歳上のお姉さんがいるという設定(←違う、事実)にもときめきました。

 全体を通じて、「何故?どこに?」と戸惑いつつ、どんどん林氏に惹かれていく自分に驚きました(笑)。笑いに行ったというよりなんか林氏に見惚れてる時間の方が長かったような…。
 ただねー、私、ぶっちゃけメガネとかスーツとか大好きなので(これは何度も日記に書いてるけど)、林氏が好きなのかただ単に「お笑い」+「メガネ・スーツ」だから好きなのか分かりません。
 面白いのにスーツ着てるから両得じゃんーみたいな自分がいるのでは!?という後ろめたさがどーしても離れない(笑)。
(同じような悩みをボキャブラブームのときのパイレーツのファンは感じなかったのだろうか。気になる)
 うう、素敵なんだけどそれがメガネとスーツがなくてもそうなのかが分からないのです…。
 でもあの会場に居たお客さんは皆そういう好みじゃないのだろうか。もしそうだとしたらお友達になれそうな気がする(笑)。

 あ、ちなみにエンディングの曲は何故か梅沢富美男の「夢芝居」でした。









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