その日 労働を終えて私たちは商店の並ぶ通りを歩きどこか 安く飲める店を探したのだ明るい 殺風景な店のなか ひとつのテーブルに顔をつきあわせてへこんだアルミの燗器から分けあう 酒は胃の中にも熱いままだった天六の 酒はうまかった