ちゃんと言ってみた
友達に、いつも「ごめんね」って。
言いたいことがちゃんと伝えられやんくて
嫌な気持ちにさせてばっかでごめんねって
そしたら
あの子は困ったような顔で
「私は、そのほうがいいよ。」ってゆうてくれた。
優しいね。
皆 優しい
あたしは ちっとも優しくなれない
あたしの枷になってくれてた子は もう いない
壊れてく性格
否 正しくは 元に戻っていく性格
せっかくボンドや、型にはめて
中国の貴婦人のやるような纏足まで
はめる想いで
矯正した 性格なのに
みんな 甘やかしてくれる
Mはいつだって あたしを好きだってゆってくれる
剣道部の人はみんな そう。
思ってくれてるのか、それとも違うのか
あたしに、いっぱい「好き」だってゆってくれる
心配してくれる
あたしは 何ができてるんだろ
結局 自分だけだ
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今日の帰りは、ここに書いたことを
実行したくて
頑張った
たくさん喋った
笑った
そして
不安の欠片を伝えてみた
あの人は分からなかったみたいで
また
困ったように笑った
電車の中で
あたしは あの人の目を見てられなくて
知らないうちに反らす
あの人はつり革を片方もって
あたしの目線より少し高い位置
少し手をのばせば
触れられる距離
あたしは心の中で あの人に触れる
家に帰って、
あの人から
「昨日、メール送らんくてごめんな」
というメールが来た
びっくりした
何であの人が謝るのだろう?
あたしは勝手に送らなかっただけ
待ってたわけやない。
知らないうちに一日交代で送るのが
暗黙の了解になってた
でもあたしは
テスト期間になってから
そのキマリを守ってへんかった
何だか メールするのが恐かったから
何を送ればええんやろ
考えるのが 億劫だったから
別に 毎日メールをしないと
付き合ってることにならんわけやない
自分の中で 適当にイイワケをして
自分から 送らんようにしとった
ただ 恐かっただけ
あの人のメールに促されるように
あたしは
昨日 ここに書いたことを
オブラートにくるんで話した
「最近、メールすると緊張するんさ」
---俺は一緒におると緊張する-----
あたしにとって あの人はあったかいおふとんみたいな人
でも
あたしの本能を駆り立てる人
「うん、一緒におっても緊張する。何でなん?」
---流華と目があうとドキドキする(笑----
本当なのか嘘なのか分からない
「怪しいもんやわ(笑」
その後、あたしがしゃべれやんこととか
つまらん女と付き合うのイヤちゃう?とか聞いた
そしたら
---別にいいって。俺は一緒におれればええんやから------
ねぇ本当?
ちゃんと口にだしてもゆえる?
あたしは
そうやったらええなぁ・・・って返した。
あの人の 逞しい腕にぎゅってしてほしい
それが
あたしがあの人と付き合う前に思ってたこと
あの手を あの心を あたしの物にしたいと思ったの
それは 今でも同じ