いきいき定点観測記
Katsura



 最近の誠枝さん〜チラシの裏三枚目:樹海〜

廃墟に心引かれる夢見るアリスチャンなのですが、
ふとした弾みで「樹の海」という映画公式ページに
流れついてしまいました。

光と深緑、風と苔、死、そして、いのち。
探訪者が張り巡らす現世への命綱のごとく
交錯する原生林、青木が原樹海。
美しい自然という表の表情と、自殺名所という裏の表情と、
まとめてひっくるめて、美しい森だと思います。
自殺名所が美しい、というのは多々語弊があるやもしれませんが、
美しいと思うたものを美しいというて何が悪いのか。

しばらくネットを検索したりしましたが、
ううむ、これは実際行ってみないといかんなあ。
無論自殺死体を見物しようなどという悪趣味では
ありませんよ。

自殺自体には「生きたくても生きられなかった沢山の命がある」
「いじめやらなにやらで自殺するぐらいなら相手を殺せ」という
思いがあるゆえに、積極的反対なんですが、「自殺」という、
人が人をやめてしまう一線を超えてしまった場所と、
それにいたる痕跡、思念、道程その他諸々が醸す特殊な雰囲気に
惹かれてしまうのです。業病でしょうか。

とはいうものの、表の顔においても有名な観光地であり、
愉快なのりもので走る人もいたり、同じ看板(※引用ページの一番下)で
あっても、このページと意味合いが異なるっつー、なんというかこう、
多面性というのもなかなか面白いもんがありますわな。

夏にでも行っていますかね。
ナップサックひとつで、デパスと完全自殺マニュアル持って。


2005年10月13日(木)
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