右脳左脳心臓

2002年02月10日(日) モヤモヤ

思い残し症候群 これは病名
幼児期に親に愛情を貰えないまま 体だけが大人になる
その歪が精神に異常をきたす
治療方法は地道なものだ 一つ一つを何年もかけてこなすしかない
この治療は『育てなおし』と言うもので
哺乳瓶でミルクをのませてもらう だっこしてもらう
遊園地に連れて行ってもらう “タカイタカイ”してもらう
ご飯を食べさせてもらう・・・様々だが 子供の時に誰もがしてもらった事を1つ1つしていく

治療に当たっているのは 香川大学の先生である
家族は妻と18歳・20歳の息子2人
自分の家庭 そして家族全員も治療の場所であり協力者である
治療を受けていたのは 23歳のOL 33歳の母親 27歳の会社員など
一人は父親の性的虐待を受けていた
また一人は 母親の離婚のイライラをぶつけられるだけの日々 様々な原因がある

初めは見ていて違和感があった
見た目に 大人として普通に社会生活しているであろう人間が
先生の奥さんにだっこしてもらって 哺乳瓶でミルクをのませてもらっている
おしめをつけてもらっている 事情を知らなければ異様な光景だ
でもそのどれもが 行動はその辺の幼児・子供が取る行動と同じだった

以前4年間かけて育て直しを受け 今は一児の母となった女性が出ていた
彼女は自分の 恐らく2歳になった位の子供を連れて来ていた
自分の子供を見ていると 治療を受けていた時の自分そのものに見えるそうだ
そして その治療を受けていなければ
自分の子供に 今のようには接してやれなかった・・・とも
今なら子供が何を喜び どう感じるか 分かってやれる と


この例もそうだが 大人になれない大人の病気が多くなったと思う
病名を付けてやれば 病気なのだから・・・と
世間に対して大義名文が出来るのかも知れない
何にしても 日常生活・社会生活に支障が出る程のものであれば
いずれはそれを 何とか修復しなければならない
でも 何でもかんでも病名付けりゃあエエっちゅーもんでもないような気がする
人間の心は 病とは切り離せないものだ 毒にもなれば薬にもなる
それでも 全体的に人間自体が自分の弱さに甘んじてる感が拭い去れない
現代社会故の弱さなのかも知れんが 昔の人の力強さはない気がする
何かどうもスッキリしない・・・・


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