耳鳴りおやじの日記
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| 2004年04月03日(土) |
自動人間さばき道具の恐怖 |
回転ドアに子供が挟まれて亡くなった..痛ましい..
以前のホテルの前に来たときに、なぜ正面の自動ドアがあるのに、ワキに回転ドアがあるのだと思ったことがある..はっきり言っていらない..
道具の発展をみると、たびたび使い手のニーズが無視され、作り手のおたくてきな趣味が先行したり、現実的に多くの人が望まなくても、少数意見で作ってしまうことがある..
道具はあくまで人間の行動をサポートするものであって、先導するものであってはいけないのである..なぜなら、人間も脳が支配する道具、手足があり、使用しなければ衰えるからである..人間自身の道具が使えなくなるからだ..
人間自身の道具(手足)のトレーニングに関しては不思議と軽視されている..京大の養老さんに言わせると大学では”身に付く”勉強をしなくてはいけないと言っているが、受験で高得点をとるのではなく、社会の仕事で高得点を取るためには、いろいろなことをどれだけ身につけているかが勝負になる気がする..
”身に付く”記憶は小脳が行うらしいが、この経験が乏しい研究者が”ものづくり”をしても、本当に人間にとって意味ある物はできないのではないか..
昨日、バラエテイ番組で、芸術的にすばらしい自転車をみて、大阪のこてこておばちゃんが
”こんなん、いらんわ!”
大阪おばちゃんが全国の道具を検証したら面白いな..
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