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■とっても!脱皮ーマン
2007年08月16日(木)
この夏、プールに行きまくっていたので思い切り日焼けしてしまった。

日焼け止めがきかぬ…きかぬのだ。

いくら嫁を襲っても僕が打ち止めにならないように、いくら塗っても日焼け止めにならなかった。いや違う。背中に日焼け止めを塗り忘れてしまったことが1日だけあったのである。それだけでこの有様。耳なし芳一か。背中から肩にかけて猛烈に痛痒くなった。ボリボリ掻き毟ると皮がむけて来た。果てしなく皮が落ちる。

日焼けで皮がむけるなぞ10年ぶりぐらいである。いい年こいて「夏☆しちゃってるBOY」みたいではないか。アクティブサマー☆2007。何やら夏のさわやか少年になった気がしないでもない。

「うわ、オヤジの皮だ!汚い!」

ところが現実は厳しいものであった。嫁があからさまに僕をえんがちょ扱いする。おやじの海ならぬおやじの皮。よいしょ、よいしょ、よいしょ、よいしょ、皮はぁよぉー皮はぁよぉーでっかい皮はよー。

まだ完全に皮がむけ切らず、まだらになったマイバディを嫁は汚物を見るような目で見詰める。

「なんかさ、ゴリゴリこすって全部皮を剥ぎたいわ」

「やめてくれ。まだ痛いところもあるんだ」

「ヤスリ使いたいわ」

「殺す気か!」

こするのはちんちんだけにしてくれ、と嫁から逃げたが痒みは止まらない。嫁の目に付かないところで掻かないとすぐさまヤスリを持って来そうである。あやつはやると言ったらやる。やらせろと言ったらやらせてくれないくせに。なので出来るだけ我慢し、嫁が寝静まった後ボリボリ掻き毟りまくった。

ふと気付くと床にはには大量の皮がモッサリと…。

「そ、掃除しないと嫁に擦り殺される…」

深夜に掃除機を回すわけにもいかず、泣く泣く床を拭き取った。我が体の一部ながら確かに汚い。しかし見ようによってはとろろ昆布のように見えなくもない。うどんに乗っけてみたらうまそう…ってあほか。うどんではなくて愚鈍である。でもちょっと一番でかいのは捨てずにとっておいた。気持ち悪いながら何故か皮に愛着を持ってしまったのである。

僕ってキモカワ系だったのである。

問題:プールで泳ぎまくったのはいいが、重大なことを忘れていた。それは何でしょう。?

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