嫁実家に帰省した2日目。
この日は嫁の伯父さんの家に行った。ここに嫁のおばあちゃん、すなわち娘・R(3才)と息子・タク(1才)のひいばあちゃんがいる。
「曾孫の顔を見せて元気付けてやって」
嫁母に言われた通り、伯父の家でお構いなく歌って踊って大暴れする子供達を見てひいばあちゃんはニコニコ顔であり、とても結構なことであった。
あと嫁の従兄弟の姉弟がいるのだけれども弟君が不在で
「あれ、どこ行ってるの?」
と嫁が聞くと
「なんかコンサート行ってるんだって。昨日も今日もだよ。追っかけだよあれは」
「誰の追っかけなの?」
「さあ、ブログ見りゃ分かるんじゃない?」
なんだこの一家は。ブログという言葉がごく日常的な会話で交わされている。オタク一家か(人のことは言えない)
さて、僕はひとつだけ心配なことがあった。それは伯父さんが大変に酒を飲ますのである。今日の訪問は昼間だから、お天道様が高いうちからそれはないか…と淡い期待を持っていた。しかし昼ごはんをご馳走になる時、颯爽と酒を抱えた伯父さんが現れ
「まあ飲め」
早速注がれて最早ダメである。こうなりゃ伯父さんにも飲ませて先にベロベロにさせてしまえ、と
「あれ、伯父さんは飲まないのですか」
僕に注ぐばかりの伯父さんを誘うと
「いや、俺はこれから用事で車出さなきゃならなくて…」
うわひどい。こうして僕のひとりだけ酔っ払いコースが始まった。
「みんなだいすき、あーんぱーんまーん!」
僕らに加え伯父さん一家とギャラリーの多いことに気を良くしたRとタクはますます大暴れ。更に
「のんのんするー!」
仏壇に手を合わせたいのだと言い
「あらあら、いい子達だねー」
とひいばあちゃんの顔を綻ばせたが
「ちーん!ちーん!」
実は"おりん"をチンチン鳴らしたいだけなのを僕は知っていた。
伯父さんにがぶがぶ飲まされながらテレビを見ていると、お笑い番組が流れていて、お化け屋敷のコントをやっていた。幽霊役の男と音響係の笑えるやりとり。これを見て子供達に肝試しをやるというのもいいなあ…と思った。
夏の風物詩といえば花火なのに、Rは花火を怖がるので花火大会などにも行けない。夏の夜のイベントとして、花火の代わりに肝試しというのもいいかもしれない。そういえば近所のおばさんが白い布を被ってお化け役をやってくれたっけ…。
などと考えつつRとタク向けの肝試しプランを考えていたのだが
「まあ飲め。ほら飲め。グラス空けろ」
伯父さんがちょっとでもグラスが空くとすさかず注いで来るので
酒は飲め飲め 飲むならば 日の本一の この槍を〜
キモダメシどころかクロダブシになってしまったとさ。
問題:叔母さんが子供達に大喜びのプレゼントをしてくれた。それは何でしょう?
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今日もアリガトウゴザイマシタ。