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■ギャグは世につれ世はギャグにつれ
2007年05月16日(水)
「ちょっとー!ちょっとちょっとー!」

娘・R(3才)が嫌な感じに古いギャグを連呼していたので

「それは旬を過ぎたギャグだと思う」

親として心配になったので言ってみたら

「みっちゃんもあゆちゃんも言ってるのよ!」

どうやらRの幼稚園友達の中で流行っているらしい。

「ならばRもコレを流行らせるがいい…『あーい、とぅいまてーん』」

僕もこれまた賞味期限を4ヶ月ほど過ぎたようなネタを伝授したところ

「えーやだよ」

あっさり拒否されてしまった。やはりポッと出の大して面白くない一発ギャグは3才児にも取るに足らぬものとして映るらしい。ならば長い年月を経ても尚生き残っている、由緒かつ伝統のある一発ギャグをチョイスせねばなるまい。

ガチョーン
「じゃあ…これでどうだ。『ガチョーン』」

「ぎゃはははは!」

お、ウケてる。

「ガチョーン!」

「がちょーん!」

「よしよし、うまいぞ」

「あちょーん!あちょーん!」

息子・タク(1才)にも伝染し、あちょーんあちょーんと連呼しながら駆けずり回り、布団の中にダイブしていった。

ナハナハ
「ではもうひとつ…『ナハナハ』」

「なはなは!」

「よし、完璧だ!」

「ガチョーン!」

「がちょーん!」

「ナハナハ!」

「なはなは!」

夏だ
夏だ!

海だ
海だ!

沖縄だ!
沖縄だ!

ナハナハ
那覇、那覇、那覇ー!

よし、ここまで仕込めば大丈夫だろう。谷啓と化したRとせんだみつおと化したタクが、狂ったようにガチョーン、ナハナハと叫んで暴れ回っている。どうやら羽目が外れてしまったようだ。これでよかったのだろうか。

いいじゃないか、にんげんだもの(みつお違い)

幼稚園のRのクラスで流行るに違いない。平成2ケタ生まれの、バリバリ21世紀っ子達の間で昭和の古き良きギャグが流行る…なんとも面白いではないか。先生にも異様な状況…として映ったりして。

あ、それで幼稚園の連絡帳に「変なギャグを仕込まないでください!」などと書かれたらどうしようか。まあその時はその時で

「あーい、とぅいまてーん」

と返事するつもりである。

問題:Rが成長したら見せてもらいたいギャグは何でしょう?

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