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■創立記念日
2007年05月08日(火)
会社の創立記念日だったので仕事休み。娘・R(3才)を幼稚園に送り迎えすることにした。

僕の出勤時間とRの登園時間が絶望的に違いすぎる為、このような日ぐらいしかチャンスがないのである。以前たまたま遅い出勤の日があったので、その日初めて送りに行ったことがあるのだが、今日はお迎えもしたい。

「そういうわけで、今日は僕がRの送り迎えをします」

と嫁に宣言した。

「Rちゃんよかったねー。今日はパパが送ってくれるって。お迎えもしてくれるって」

「うん。パパといくー。パパ、きょうもかいしゃいかないの?」

「今日も、じゃないっ!今日は、だろう。リストラされたみたいじゃないかっ」

「アナタ、大丈夫だからね。みっちゃんママとルナちゃんママ(Rのリトミック教室仲間で幼稚園仲間)に『夫が行く』ってメール打っといたから」

「それって思いっきり危険人物扱いじゃないか…区役所の防犯メールみたいだ」

「だって怪しいもん。その服、性苦破裸(セクハラ)とか書いてあるし。それで行くんでしょ?」

「だ、大丈夫だよ…みっちゃんママもルナちゃんママもこういうのはリトミックで見慣れてるはずだし…こないだはスーツで行ったし先生にも挨拶したし…」

嫁に弁明しつつ自分にも大丈夫だと言い聞かせてRの手を引いて幼稚園に向かった。歩きながら話をしたところ、Rは幼稚園がとても楽しいらしい。行きたくない、などと愚図ったことは一度もない。これは前から友達であったみっちゃんやルナちゃんの存在が大きいのだろう。

幼稚園に到着すると先生がお出迎え。みっちゃん&ルナちゃん母子もやって来て

「今日から終わりが11時45分なんですよね?」

と、先生に確認をしていた。年少組は入園したばかりなので11時まで→11時45分まで→午後まで、と授業が段階的に長くなっていくのである。

「あ、今日からなんですか」

僕は恥ずかしながら知らなかった。ところが先生も

「え、そうでしたっけ」

と大ボケをかましていた。

「予定表にそう書いてありましたよ!」

「…」

「先生…」

「わ、わかりました」

大丈夫かこの先生。きっと会話の沈黙の間に授業のプログラムを慌てて組み立て直したに違いない。

「じゃあR、頑張ってね」

Rは元気良く教室に入っていった。

問題:教室にはイケてるものがある。それは何でしょう?

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