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■ホームアローン妄想
2007年02月27日(火)
嫁と子供達が旅行中なのでひとりである。

家でひとりになるとまずろくなことを考えないもので、今宵は鬼子母神の話を頭の中で反芻していた。

鬼子母神はもともとハリティーというインドの夜叉である。クロマティではない。ハリティーには500人(1000人?)の子供がいたが、この子達のために人間の子供を攫っては食べてしまっていた。これを見たお釈迦様は彼女が一番可愛がっている子供を隠してしまった。

彼女は必死になって探すも見つからず、悲しみに暮れている時にお釈迦様が現れ、

「たくさんの子供がいるお前が、たったひとりの子を隠されただけでもどれだけ悲しいか分かったろう。お前ほどの子供のいない人間親達の、子供を攫われた辛さはいかほどのものだろうか?」

と諭してハリティーの子供を返してやった。その後ハリティーは改心し、巨人軍の主砲として活躍、じゃなかった、お釈迦様の教えに従い子供を守る神様となりましたとさ。


僕も娘・R(3才)と息子・タク(1才)がいないだけでこれだけ辛いとは。

僕も大量といえる「我が子」を殺しているわけで。ストレートに書くと生臭いので婉曲的に書くと「精」がつく単細胞の尻尾がある生き物。見殺しにした数は軽く兆の単位になっているはず。生き残ったのはRとタクのふたりだけ。凄まじいジェノサイドである。これもお釈迦様の罰か。

そんなことを考えつつの誰もいない我が家は絶好のエロスビデオ鑑賞タイムであり、ついつい無駄な殺生をしてしまうのであった。

僕は恐れ入谷のキモジジイ。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。


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