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■いい旅ダメ気分
2007年02月07日(水)
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「あのー、お話が…」

「なんだよう、怖いよう」

嫁が遠慮がちに話し掛けてくる時は、だいたい僕抜きのイベントがある時である。

「月末の土日、私のおばあちゃんを連れてウチの一族で旅行するんだけど、行っていい?」

一族って牙一族かおまえんちは。もしくは犬神家か。

「R(3才の娘)とタク(1才の息子)も連れて行くんだね」

「うん。あと叔父さん一家と…老い先短いひいおばあちゃんの、多分これが最後の旅行になると思うから…」

「行っておいで」

嫁のおばあちゃんは少々ポヤーンとしている時があるのだが、Rやタクがいる時はシャキッとしてそれはもう嬉しそうにしているのである。僕は子供達と会えないし嫁とドエロ行為も出来ないが、ばあちゃん孝行を優先すべきだろう。

「次の週も旅行なんだけどね」

「あ、そうだった」

僕の母と行く旅行もあったのだ。タクが生まれる前に行った、河口湖。富士山のそばである。ふっじっさーん!ふっじっさーん!迷子はやばいぞ/^O^\ フッジッサーン!

つまり嫁や子供達にとっては2週連続の旅行になってしまう。これは僕も行くのだが、母がいるためこれまたドエロ行為が出来ない。2週続けて禁エロウィークエンドになるわけか。仕方がない。これも親孝行を優先すべきだろう。

それならば嫁一族旅行の出発前日に全身全霊を込めて…6つ子くらい孕んでしまう勢いで…と
黒い陰謀を抱いていたら

「出発が早いから前の日から実家に泊まるね」

ぎゃふん。お前今僕の心を読んだだろうと悲鳴を上げたくなる嫁の一声でぐうの音も出なくなった。それならばせめて…。

「じゃあ今晩、老い先短い僕のナニガシも旅行に連れてってくれまいか。洞窟探検がしたいと申しております」

いつまでも 勃つと思うな 僕のアレ、である。いつまでもバカの一つ覚えのようにそそり立ってる筈はないのである。ちんこ、じゃなかった栄枯盛衰である。旅立つ前に是非僕にもお前の奥ヒダ慕情を。しかし嫁の目が、柳沢厚生労働大臣を見る蓮舫のような視線になった。

「残念ですが、今出血大サービス中なので…」

洞窟は血の池地獄であるらしい。どうしてこう八方塞がりなのだ。嫁の体が近くて遠い。

こんなことでは家に誰もいないことを幸いに、エロスなサービス、「デリえもん」あたりに電話をし、お姉さんをデリバリーしてしまいそうで怖い。ハメを外してなんかハメハメハ大王になったら怖い。

旅は道連れ世は情け。
僕は度外れわかめ酒。

僕に自制できるだろうか。

問題:僕の母との旅行は前回と同じ旅館に泊まるのだが、その楽しみは何でしょう?
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今日もアリガトウゴザイマシタ。


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