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■母の日。僕の非
2006年05月16日(火)
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日曜日は母の日だったのだが、我が家では特にイベントらしきことはしなかった。

一応考えてはいたのである。娘・R(2才)と息子・タク(7ヶ月)はまだ母の日の概念など分からないので、僕がプレゼントを用意して、子供達に

「ママありがとう、って言って渡すんだよ」

とういう風にしようと思っていた。嫁は感動するであろうから、子供立ちが寝静まったら押し倒そうと謀略を立ててみたので、嫁にそれとなく何が欲しいかを聞いてみたのだが

「いらない」

あっさり言われてしまった。

「何故に」

「子供達が本当に母の日を理解して、自分達で考えてやってくれることだったら嬉しいけど、あなたが手配した形式的なものだったら別にやらなくていいわ」

「君、わりとドライなのね…」

僕はバレンタインの時に、それこそ嫁が用意してRに持たせたチョコを渡されたが、それでもチョコも嫁もRも全て舐め回したくなるほど嬉しかったのだが。おそらくこれは「嫁とRからのチョコ」という意味でくれたのだろう。そういえば僕も父の日には今まで何ももらってなかった。

しかし嫁の言われるがままであってもRが手渡ししてくれたのが嬉しいし、嫁が気を遣ってくれたことにも愛を感じたのに、僕の気遣いはいらないのだろうか。愛もいらないと言うし、夜の求愛もいらないと言うし。もう愛などいらぬ。サウザーかお前は。

愛もいらなきゃちんこもいらぬ。亭主元気で留守がいいってか。

せっかく母の日なのに…とブツブツ呟いているうちに、僕は重大なことを思い出した。

「あー!栃木の母親に贈るの忘れた!」

「ちゃんと私がカーネーションを宅配しておきました!」

「…ありがとう」

結局嫁には逆らえないのであった。

カーネーションも贈れず、嫁も押し倒せず、マ○ター○ーションの母の日になってしまった…。
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