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■一時がジャージ
2006年03月19日(日)
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娘・R(2才)のリトミック(お遊戯)教室には、嫁と僕が交代で連れて行っているのだが…。

同じ教室仲間でモヨちゃんママ(仮名)という婦人がいて、僕には直接言わないのだけれども、

「あなたがいつも変な服着てるから気になってしょうがない。ツッコミ入れたいんだけどなかなか言えなくて…って言ってたわよ!」

嫁から伝えられた。モヨちゃんママが言う「変な服」とは、僕がタケチャンマンの服を着て行ったりとか、マサルさんのコスプレとか、アキバ系の服を着ているわけではない。一応30代紳士として恥ずかしくない身だしなみを心掛けてはいる。

ただ、ちょっぴり茶目っ気というか、三十路が茶目っ気出しても気持ち悪いだけだろうけれども、Tシャツやらパーカーやらに変わった事が書いてあるものが好きなのである。

例えば「北の国から2003 テポドン」とか「月火水木金正日」とか「糖尿病」とか「のび太のくせに生意気なんだよ」とか書いてあるもの。自分が見て笑えるものでないと、買う気も起きず、着る気も起きず、そんな服ばかりになってしまい、普通の服が全然なくなってしまった。

女の首を絞めないと勃起しないとか、変態性欲の持ち主になってしまった心境である。

モヨちゃんママにそんなことを言われていたなんて。次のリトミック教室にはどんな服を着て行けばいいのか?どうしよう?と気にしてしまうではないか。嫁め、余計な事を教えやがって。言わぬがフラワー、知らぬがブッダという諺もあるだろうに。

僕は思い悩んだ挙句、結論を出した。

「モヨちゃんママの言葉のプレッシャーに負け、こんなものを買ってしまいました…」

「あなた何やってんのよ」

また↓のような変なジャージを買ってしまい、嫁に呆れ顔をされた。

ワイドショー部

全体像はこちら

さらに僕がジャージを見せると嫁は面白がって

「後ろもよく見せなよ!うーん。後ろはあんまり笑えないな…」

とかケラケラ笑いながら馬鹿にしたり

「あなたジャージ似合うねー」

今度は褒めるのかと思い、

「僕アメリカ育ちだからね。ニュージャージー生まれ。なんちって」

とか調子こいていたら

「とても30過ぎとは思えないアハハハ!」

結局は馬鹿にしていたので、大変落ち込んだ。モヨちゃんママはともかく、嫁だけは僕の嗜好を理解してくれると思っていたのに。所詮人間はひとりである。孤独感を感じた僕は、更にその孤独と向き合うため、冬の一人旅にでも出かけたい心境になった。一人旅といえば東北しかあるまい。

みちのくひとり旅である。

すなわち山本ジャージなのである。
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