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■抱かれてくれたら、いいのに♪
2004年12月08日(水)
娘・R(1才)の夜泣きがすごい。

未だ鼻風邪をひいていて、息が苦しいのだろうか。
しかし僕がいくら抱いてあやしてもダメなのである。

朝は「ダッコシテー」とばかりに両手を広げてくるのに
夜は力の限り体を反らして抜け出そうとする。
お前は羽化するトンボか!

仕方がないので嫁にバトンタッチすると、ピタッと泣き止む。
それから布団に入ると、嫁の胸に覆いかぶさり抱きついて
離れないのである。

「これじゃ何も出来ないよう」

困った顔をする嫁。実は困っているのは僕も同じだ。
僕も今まさにRがしていることを嫁にしたいのである。
契りたいのである。これじゃ何も出来ないよう。

「じゃあお父ちゃんと一緒に寝ようか」

試みに嫁からRを奪取してみたが

「ひぎゃあああ!うぎゃあああ!」

やはりこの世の終わりが来たかの如く泣き叫び暴れ出した。
再び嫁のところに戻すとまたピタリと泣き止む。

「なんで僕じゃダメなんだよう…父の愛が足りないのだろうか」

僕が途方に暮れて呟くと嫁は

「足りないね!愛がまるで足りていない!」

ゲーセンやネットや美少女にうつつを抜かしている僕を
ここぞとばかりに強烈に批判した。そうなのだろうか。
僕は僕なりに娘に愛を傾けているのだが、余の父親と
いうものはもっと家族ベッタリなのであろうか?

Rは嫁にへばりついて、やがて嫁もRも眠りに落ちていった。
結局娘も抱けず、嫁も抱けない甲斐性無しの僕は
一人寝床で思い悩むのであった。

嫁は娘の抱き枕。
僕は寂しく濡れ枕。

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