買物をしに嫁と娘・R(1才)と出かけた。
雨が降っていたのでベビーカーは使えず、嫁は抱っこ紐を
身にまといRを抱いて歩くことにした。
「私の傘はワンタッチ!Rを抱いていても簡単に開くの!」
嫁は得意気にボタン式の傘をばさっと広げた。Rを抱っこしている嫁に
とっては確かにそっちの方がいいだろうが、今時ワンタッチとかで
誇らし気に言うこともないだろうに。
僕は軽やかに嫁の背後を取り、風のように嫁の尻をさっと撫で
「これぞ忍法ワンタッチ!」
我、奇襲に成功せりと満面の笑みを浮かべたのだが、
嫁は一瞥もせずにスタスタと歩いていく。
「あの…ちょいと、奥さん…」
「まいっちんぐ」とかそれなりのリアクションしてくれないと
寂しいじゃないのよさ、と慌てて嫁を追いかけたところ、
嫁は振り向きざま広島ヤクザも真っ青の鋭いメンチを切り
「つまんないわよ…」
一瞬殺されるかと思った。
「申し訳ございません」
嫁のガンたれも怖かったがその様子を無垢な目でキュピインと
見つめるRの視線も痛かった。
Rは僕のワンタッチを見ていたのであろうか。
というのも、夜僕がRを風呂に入れた際に、Rはいきなり
僕の下半身にある棒のような物を
「ぺろりん」
と撫でて来たのであった。僕は抗ぐことすら敵わず
「あ…いや…やめてん」
身をよじることで精一杯だった。
見よ、僕のほうが嫁より恥じらいがあり艶っぽい
リアクションではないか。
それにしても、また変な手癖をRに伝授してしまったようだ。
こないだ(10/16の日記)のセクシーコマンドーといい、
妙なことばっかり真似る娘であることよ。
親の手を見て子は育つ。
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