夜中、ムックリ起き出した娘・R(1才)が発熱した。
ほっぺたが妙に真っ赤であることよと思って抱いてみたら
湯たんぽのように熱く、体温を測ってみたらなんと38.8度。
R、産まれて初めての発熱。これまで病気といえば鼻風邪
ぐらいしかなく、平穏に育ってきたが遂にこの時が来てしまった。
熱にもかかわらず、Rは普段どおりバタバタと
動き回っているが、僕はいささか動転していた。
えーと、こういう場合の対処は…。
「嫁よ、救急車呼ぶかい?」
「あなた、ネットで調べて!」
おおそうじゃ。こういう時こそネットを有効活用すればいいのだ。
何も身の回りのオポンチ話を書き垂れたりするためだけに
ネットはあるのではない。初めて真っ当なネットの使い方を
する思いがした。
早速「幼女 熱」と単語を打って検索してみたところ…
最近、この『はじめてのおいしゃさん』というエロゲーをやりました。
主人公は医者で、二人の幼子を診察ついでにHする……そんなゲームです。おいこらグーグル、てめえウチの娘の一大事だってのに
こんなたわけたページ出すんじゃねえ!
「幼女」という単語がロリコンもしくはペドフィリア属性の
ページを悉く呼び寄せてしまっていたので、「子供 熱」とかの
単語に変えて再び検索開始。それにしても幼女好きが充満している
ネット世界であることよ。僕も少女は好きだが幼女は幼女としか見れぬ。
さて情報を集めた結果、熱はあるもののその他痙攣や嘔吐など、異常な
状態が見受けられないので、一晩ひえピタを貼って寝させることにした。
冷えた夜間に外に移動させるとかえってよくないこともある、とも
書いてあったので。
それでもRは苦しいのだろう、寝ても一時間おきに目覚めて泣き出す。
嫁も眠いのをこらえて母乳を飲ませてみると、ちゅうちゅう吸う。
食欲はあるようだ、と少しホッとする。
僕はその様子を手持ち無沙汰で体温計をいじりながら見ていたが、
久しぶりに自分の体温でも測ってみるかと思い、
脇の下に入れてみた。さて、何度であろう…
ぴぴぴぴっ。
35.2度
こ…これはまことか。僕は恐ろしくなった。
Rとの温度差が3度以上もある。
「嫁!ちょっと見てくれ。僕、こんなに体温低いよ!
これってヒト科としてまずいんじゃないか?ねえ嫁〜」
しかし嫁の神経はRにのみ一点集中しており、僕が35度だろうが
100度であろうが全然取りあってくれないのであった。
…。
嫁との間にも温度差があるようだ。
(Rは翌日平熱に戻った)
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