ものすごく早い朝、物音がするので目が覚めた。
娘・R(9ヶ月)が既に起きており、ひとりで遊んでいたのだった。
僕の枕元にたくさんのおもちゃがぶちまけられていた。
な、なんだかお通夜の供え物みたいでやだなあ…。
しかし僕はまだ眠かったので、二度寝することにした。
すると今度はRが何やら唸っている。
「う〜あう〜まう〜あ〜たたた〜」
な、なんだかお経を唱えられているようでやだなあ…。
それでも僕は眠気には勝てず、断固として二度寝を決行
することにした。ら…
ぶおお!…ハンケチを顔に落とされた。しかも白いの。
とうとう僕は殺されてしまったようだ。
とにかく眠いのだよ。
どうせ仏にするならせめてホットケー。
「Rちゃん、お父さんは眠りたいのだよ」
僕がそう言ってもRはよく分かってないのか、何故か
「でへへ」
と笑ってパチパチ手を叩いた。
ああっ。なんて可愛いんだっ。もう眠気も吹っ飛んで
イチコロざんす。でも娘よ、仏様には拍手は打たなくて
いいんだよ。ってそういう話じゃないか。
イタズラで殺され、笑顔で殺された僕。
京の五条の糸屋の娘
姉は十八、妹は十五
諸国大名は弓矢で殺す
糸屋の娘は目で殺す
うちの娘は二度殺す。
↑日記才人投票ボタン。投票のお礼に一言飛び出ます。初回だけ登録が必要↑
今日もアリガトウゴザイマシタ。