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■カレーの旦那様。
2004年01月31日(土)
夜、へろへろになって仕事から帰ってきた。

「嫁、悲しいお知らせがある」

「何よ」

嫁は娘・Rが夜泣きしたので授乳中だった。

「土曜も日曜も仕事だあ!」

「そんなあ」

仕事が忙しすぎてRが起きている時に帰って来れないから
せめて休日はべったり遊ぼうと思っていたのに。
休日出勤までしないと追いつかない羽目になってしまった。

ひえーん、とRが泣いた。

「R、お前も悲しくて泣いてるのか…」

僕もつられて泣きたくなってくる。しかし嫁は

「いえ、単に眠いのよ」

きっぱりと水を指す。た、確かにそうかもしれないけど
気が利かない嫁だなあ。

僕がいじけていると、嫁はそれを悟ったのか

「あなた、最近参ってるみたいだから
 夕飯はあなたが好きなカレーにしたわ」

と言った。

「わーい、やったー。明日はホムーランだあ」

…。

などと喜ぶと思ったかボケエ!

昼飯でカレー食っちゃったんだもん…。

我が家のカレーの日はRが産まれた
毎月9日と決まっているのである。

僕は昼間は飯を食う暇もないほど忙しかった。
しかしカレーなら早く食えるだろうと考え
今日は9日じゃないから大丈夫ネ!と
確認してからガーッと猛烈な速さで流し込んだのだ。

それなのに、それなのに。

しかし嫁を責めることは出来なかった。
嫁も良カレーと思ってやったことだし。

嫁のことだ。きっと「おつカレー」などという
ちんぷでぽんちなダジャレから連想して
思いついたに違いないけど
覚悟を決めて食べることにしよう。

腹をくくれカレー。

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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