■ネコまっしぐら。
2002年04月23日(火)
仕事から帰ってくると家の前にネコがいた。
僕はあまり動物は好きではない、というか苦手だ。
臭くて生ぬるいから。
なのでネコを遠巻きにして玄関まで辿り着いた。
「ただいま〜」
とドアを開けた途端、ネコがするり、と家の中に入って来てしまった。
「ひえええええ」
「ど、どうしたの、このネコ」
家にいた嫁が驚いた。
「そ、それ、外に出してくれ。僕、さわれない」
「ふ〜ん、ネコ苦手なんだねえ…。ねこちゃんは大好きなくせに」
ここでいう「ねこちゃん」とは僕がお気に入りだと言って憚らない
Rちゃんのアダ名である。
…絶対言うと思った。
「いいから、早く追い出せっ」
「はいはい」
嫁はキレ気味の僕を軽くあしらい、ネコを抱いて外に出て行った。
しかし、一向に嫁は帰ってこない。
まさか、ネコを追い出させたはいいが、嫁も一緒に出て行ったのか。
そ…と外を見てみたら、嫁はネコと遊んでいた。
そういえば最近かまってやってないことに気づいた。
妙に背中が寂しかったり。
いずれ本当に愛想尽かされたりして……。
今日もアリガトウゴザイマシタ。
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