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■怒りの葡萄TO美少女。
2001年11月15日(木)
栃木の母親が送ってきた葡萄。

嫁がごそごそ開けていたら
袋の中からアリがわらわらと出てきていた。

「あ、アリがあああああ!」

悲鳴をあげる嫁。

「何だお前…八王子の山奥出身のクセに
アリぐらいで驚くなよ」

「栃木よりはマシよっ!」

あーそうだな、悪かったよ、関東の中で一番マイナーな
栃木出身だよ。どうせよくアリを潰して遊んでたさ…。

僕は葡萄についた蟻を払い、床にまでわらわら広がった奴らを
ガムテープでぺたぺたと取る…

うふふふふ…
昔を思い出すな…楽しいな…。
しばし没頭。

…。
…。

はっ…。

アリを払って落ち着いてみると、葡萄はかなりの量だった。
とても我々で食いきれるものではない。
第一、僕は嫌いだし。どーすんべか。

次の日、

「Rちゃん、葡萄好き?」

「だいすきっ!」

僕のお気に入りのRちゃんは基本的に貧しいので
だいたいの食い物は歓迎されるのであげることにした。

更に次の日、

「Rちゃん、葡萄食った?」

「あ、アリがあああああ!」

あ…アリ退治を忘れてた。

ごめんよ。

アリが…とう、と君に言われたかっただけなのだ。


今日もアリガトウゴザイマシタ。

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