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■ゲーマー達のアングラワールド。
2001年07月28日(土)
良く行くゲーセンに、連絡ノートというのがある。

ゲーセンの常連たちがいろいろ書き込んだり
お互いやり取りしあったり、
「アレが壊れてるぞ!」とか店へのクレームを書いたり、
言わばホームページの掲示板のようなもんである。

ココのゲーセンの店員であり、僕のお気に入りのRちゃんは
そのノートの担当をしていて、クレームへの返事を書いたり
「落書き禁止!」とか注意したり、わりとマメな管理人っぷりを
発揮している。

Rちゃんはそのノートの内容をいちいち言ってくる。

「ねえねえ、ノートに良く書いている人たちが、
 今度オフ会やるらしいよ〜」

いついつ飲みましょう、とか店はどこがいいですか、とか
ノートの常連たちがノート上で連絡しあっているらしい。

僕はノートをぺらぺらと斜め読みして、彼等のやりとりを見てみた。

「みんなゲーセンに来てるんだから直で話せばいいじゃん…。
 そーいうのも『オフ会』っていうのかね?」

「んふふふふ」

Rちゃんはただ笑うばかりである。

「で、どんなやつらが集まって飲むの?」

Rちゃんは店員だから客を良く知っているので
教えてもらった。

…ゲーセンの中でトップクラスのオタッキーばかりだった。
知り合いではないがゲーセンでよく見かける、いつも同じ服で、
見た目も行動も気持ち悪い、絶対お友達にはなりたくない
人たちばかり。

説明するのは難しいが、
あだ名は絶対「ハカセ」か「もやし君」の二択しか
付けられないような人たち。

僕はその中のひとりかふたりに話し掛けられたことがあるが
一方的にマニアックな話をだーっと言ってるだけで
全く会話にならなかったのを覚えている。

「この店でヤバげな奴トップ5、全て入ってるじゃないかよ〜!!」

「でしょ〜?すごいでしょ〜?どんな飲み会になるんだろうね」

「…絶対暗そう…会話が成立すんのかよ、このメンツ」

「かじりん、行かないの?」

「行くわけねーだろ。あ、Rちゃんこそ誘われてるじゃん。
 …ノートに書いてあるよ」

「行くわけないじゃん。勝手にやってろって感じ。ふふ」

その時は2人の笑い話だったのだ。
大体オタクの分際でRちゃんに声をかけようなど4億年早い。

しかし、まさかその後災難が降りかかってくるとは
思ってもみなかった…。

続く(笑)
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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