彼女と近所を歩いていた時、
びょみょもみょみょおおん
びょもみょみょみょおおおん
とでもしか書きようがない爆音が
通りがかりの家から聞こえてきた。
「な、何?この音?」
彼女は驚く。僕はこの音を聞いたことがある。
「ディジェリドゥだ…」
「何なのそれ…」
こんなのである↓。

オーストラリア原住民に伝わる
ばか長い楽器。
近所にこんなもんを吹いているヒトがいるとは。
マニアックだなあ。
考えてみれば、ご近所でよく見る人たち。
・朝、黒塗りの車で出勤するどっかの社長らしきおっさん。
偉そう。
・その社長を車の中でスポーツ新聞を読んで待っている運転手のおっさん。
ヒマそう。
・時速50m位のヨタヨタ歩きでパジャマのまま散歩している爺さん。
死にそう。
・夜11時ごろから延々と井戸端会議するおばはん。
はよ帰れっつの。
・夏の夜も冬の夜も道端に座り込んで遊んでる兄ちゃん達。
女いないんかっつの。
・夜公園のベンチに座っていたと思ったら朝も同じ位置に座っている爺さん。 怖いっつの。
・ウチの周りをぐるぐる徘徊しているおっさん。
もっと怖いっつの。
・朝、烏にエサをやる婆さん。烏がうるさいから迷惑だっつの。
・夕方、猫にエサをやるおばはん。猫も迷惑だっつの。
いろんなヒトがいるもんだ。
侮れん中野区江古田?丁目。
僕?僕は至って平凡な市民。だっつの。
今日もアリガトウゴザイマシタ。