前後(マエウシロ)向き日記
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2003年05月17日(土) 友情と愛情の境目って?

今日は朝早くから資格試験のため市内へ行きました。
試験のほうはなんとかなりそうです。
これで私も国家資格なんて肩書きをもっちゃったりします。やったね。

先輩たちとランチ(先輩の愚痴ばっかり。うんざり)を食べた後、
前に雑誌で見かけて以来気になってた「blue」っていう映画を見てきた。

あらすじは女子高の女の子同士の恋愛話。
市川美日子扮する桐島と小西真奈美演じる遠藤との淡い恋の物語。
まだ公開中だから詳しく書くのはやめとくけど。

完全にミニシアターものだし、あまり期待はしてなかったけど、
なかなかよかったです。
映像とか演技力じゃなくて内容がね。でもなんかの賞取ってるみたいだけど。

見ててなんとなく昔を思い出した。

私も女子高出身。映画の制服がかなり似てる。ださいのよね。
うちの高校は典型的なカトリック系ミッションスクールで、
ものすごく校則が厳しくて、私を含めクラスの半分ぐらいは
恋愛とかしてなかったんじゃないかなって思う。
まあ親受けはいいけど、男子校には人気がなかっただけと思うけど。
バイトしてる子もいなかっただろうしね。

そういう環境だから、学校の中でつきあってるって噂もあることはあった。
同学年にもいたし、1コ上のカップルは噂どころか本物で、
学校も親もまきこんで大変な事になってた。
それでも普通にイチャついてたから今思うとすごいなって思う。

私は、中学の同級生の子を好きだったり、電車でみかけた子を好きになったり
してたけど、はっきりいって地味な高校生活でした。

高校時代一番記憶に残ってる事といえば、
同じ部活の先輩にあこがれてたことかな。少し前にちょっとだけ書いたけど。


先輩はものすごくきれいな人で、常に彼氏がいてる人だった。


先輩とはすごく自然に仲良くなってて、
先輩は後輩の中で一番好きって言ってくれてて、私も好きですなんて
言ってたような気がする。
今思えば完全に先輩に恋しちゃってたんだとわかるけど、
あの頃はそんな自覚すらなかったな。

廊下ですれ違う時に声をかけてくれるのがすごくうれしかった。
ただ話したくて笑ってる顔を見たかった。

合宿の時、たまたま隣で寝る事になっていろんな話をした。
先輩の恋愛の話や部活のこととか。
当時私と友達のケンカが原因で部活内が二分するような状態になってて
そのことを先輩に話したら涙が出てきて。
先輩がすごく優しかったの覚えてる。


その後手つないで寝たなあ。


ドキドキとかじゃなくて自然に手をつなぐことがまるで当たり前のように繋いだ。
たぶんそれは恋って自覚がなかったから。

今ならこんな純粋な恋愛はできないんだろうな。
あの頃にはわからなかった喜びも苦しさも知ってしまったから。

映画の中で。
「相手が何も話してくれないのは。自分が相手を想ってるほど、向こうは
 自分のことを思ってないから話さないんだよ。」って場面があって。


悲しいなと思った。


恋愛に見返りは求めるものじゃないのはわかってるけど、
しょせんそれはキレイごとで。
自分が必要としてる分だけ相手にも必要だと思って欲しい。
大切なことを他人から聞くのは悲しいことだから。

私はまだまだ大人になりきれてないから見返りを求めちゃうんだよね。

あともう1個切ない場面があったけどやめときます。
夢に先輩が出てきてくれる事を願いながら寝ます。おやすみなさい。


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