へっぽこコラムもどき2
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2003年07月27日(日) 「恋愛寫眞」を観たよ

今月2日の日、朝何気なく今日は水曜日か〜レディースデーだな〜
なんて思って上映時間調べたら、終るのが12:10だったんで会社に13:00までに入れる!
ってことで、AM半休を取って行ってきたの。「スパイゾルゲ」のほうは12:45までだったんで
1日お休みにしないとダメだし、もったいないな〜なんて。へへへ。

松田龍平くんの映画を観るのはこれで4本目。考えてみると結構龍平ファンだねアタシ。
「御法度」「走れ!イチロー」「青い春」それにこの「恋愛寫眞」とどれも全く違うキャラなのね。
あと観たくても諸事情で観れないのが「死びとの恋わずらい」もう引退しちゃった後藤理沙ちゃんと
共演してるんだけどね。だから怖いのには出ちゃダメだって!

龍平くんって、独特な雰囲気を持ってるし、それを活かした役が多いんじゃないかと思うけど
この映画はある意味普通の男の子なんだよね。でもこれがまたいいのよ!
こんなのもOKなのね!なんて感じ?
どうかしら?と思ってた広末涼子ちゃんとも合ってるし、まあ彼女の上手さによるところもあるけど。
なんだかんだ言ってもやっぱヒロスエさすがだよ。すっかりヤラレタよ。お見逸れしました!って。
今まで苦手な女優さんのひとりだったけど、最近そうでもなくなってたし、これで、ちょっといいかも
って見方に変わってきたわ。

龍平くん演じる瀬川誠人はカメラマンなんだけど、何故か里中静流って名乗ってるのね。
静流ってのはモチロン広末涼子ちゃん。2人は大学時代にあるキッカケで出会って、一緒に暮らす
ことになるんだけど、箱一杯のみかんが無くなるまで、みたいな確かそんな冗談っぽい感じで
始まって、静流が出て行った後にホントに空っぽの箱が残ってたけど時間軸がよくわかんない。
一緒にいたのが一冬だけってことはないと思うのよね。ってことは1年後なのかな??
アタシが見逃しただけでちゃんと出てたのかもしれないわ。その間にカメラに興味を持った静流が
見よう見真似で始めるんだけど、一緒に応募したコンテストに入賞したのは静流のほう。
それを単純には喜んであげられない誠人の気持ちも解るし、同じモノを見ていたかっただけっていう
静流の気持ちもすごく解るよ。好きな人と何かに共感し合えたら嬉しいものね。

別れて3年後、プロにはなったけど、カタログ写真の仕事に甘んじている現実に理想とのギャップを
感じている誠人のもとに、静流からエアメールが届いて、N.Yのギャラリーで個展を開くので来て欲しい
という内容。しかも同封されていた写真はどれも素晴らしいものだったのね。一旦はゴミ箱に捨てた
写真だけど、それを拾ってN.Yへ訪ねて行ってしまう誠人くん。OH!情熱的!ってそうじゃなくて
同窓会で「静流がN.Yで殺された」っていう話を聞いて、気になって確かめたかったんだろうけど
それにしても大した行動力だわ。

着いてすぐに強盗にあったりしてメチャメチャ情けないヤツだけど、それがキッカケで怪しげな牧師の
カシアスとも友達になれたし、カシアスがいなければ静流の死の真相も解らなかっただろうし、何より
カメラマン里中静流として生きて行くことも無かったんだよね。カシアス実はゲイ!でも誠人には全く
興味が無いみたい。キムタクならいいらしいわ。フフフ。信者にドラッグとか売りつけてるし、インチキ
っぽいんだけどすご〜くいい人。

アヤ(小池栄子ちゃん)は静流の友達で、ブロードウェイを目指してN.Yでダンスの勉強をしているコ。
私正直あんまり大した役じゃないと思ってたけど、かなり重要な役だったんだね〜これが。
しかも彼女スゴイ熱演でびっくり!うひょ〜〜!
それと、役名も「モテ男」なんてちゃんと名前つけてよ〜!って思っちゃったゴーグリーン原田 篤くん。
静流に「チューしよう、目瞑って」なんて言われて騙されて、マヌケな顔してるところにビンタ食らっただけの
役だったけど、静流の友達を弄んだとかで、そのカタキを取られた訳ね。
伊集院静さんの娘、西山繭子嬢は、ドラマなんかでもそうだけど、脇でキラッと光るコだね。
この映画でもそんなに出番はないけど、結構印象に残る演技だったわ。

N.Yでの静流の足跡をたどって行くうちに、彼女の考えてたこととか、感じていたモノや事をだんだん
理解して、2人がダブッていく感じに見えたの。ラスト近くのキスシーンが切なくてステキだよ〜
余談だけど、パンフレットがポストカードサイズで、ちょっと凝ってていい感じなの。
映画にも出てくる静流の寝顔の写真も、すっごくかわいいよ!またオススメな映画が増えたわ。


なつママ |MAILHomePage

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