へっぽこコラムもどき2
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2003年05月05日(月) 古尾谷雅人さんのこと2

私が古尾谷さんのファンクラブに入っていたのは、まだ「砂岡事務所」の所属だった頃で
「アクトレインクラブ」に移られてからもしばらく継続していました。生来の抜けた性格
の為、継続するのをすっかり忘れて期限切れになってしまってからは、TVや映画で見る
のみでした。でも、年々ステキに年を重ねて行かれる姿を、楽しみに見ていました。

そもそもファンになったきっかけは「二人だけの儀式」とかいう単発ドラマを見てからで
雑誌に載っていたニューフェイス紹介みたいな記事を探したりして「ヒポクラテスたち」
が公開されるのを知ったのです。でも最初に観た映画は「スローなブギにしてくれ」で
「ヒポクラテスたち」は数年後に、TVで放送した時でした。役名の「荻野愛作」は
確かオギノ式で愛を作るとかだったと思いますけど、よく記入例なんかで「富士太郎」とか
適当な名前を入れるじゃないですか。人事Gにいた私は、何かの申請書を作る際、
記入例に「荻野愛作」と入れていました。知らないのか誰からも反応は無かったですけど。

古尾谷さんは日活の「女教師」シリーズの1作目がデビュー作で、この映画のポスターに
古尾谷さんの目のアップを使っていたんですが、かなりインパクトのあるモノだったようです。
小さいものを見たことはあるのですが、大きいポスターが欲しくて結構探したりした記憶が。
10年くらい前にこの映画がビデオ化されていて、観てみたいな〜と思ったんですが、さすがに
そっちのコーナーには入れないので諦めました。主演は永島暎子さんなんですよね。

そっちのコーナーといえば、原作を読んだことのある「丑三つの村」に主演が決まって、公開を
今か今かと待っていた矢先、R指定がついてしまったと聞いて当時かなりショックでした。
昭和13年に実際に起きた、通称「津山30人殺し」という事件が題材の映画です。
古尾谷さん演じる犬丸継男は村いちばんの秀才で、神童などともてはやされていたのですが
肺結核に掛ってしまった為、兵役審査にも夢だった「甲種合格」する事が出来ず、「不合格」
になってしまいます。それから村人たちのあからさまなイジメにあい、役立たずの非国民のと
なじられ、村の青年団にも危険分子として殺されそうになってしまうのです。そして怨みが
募って最後には銃や日本刀で大量殺人を犯してしまいます。まず二人暮らしの祖母を殺し
1時間あまりの間に30人を次々に殺して、最後に山へ逃げて自害するという、かなりハードな
ストーリーなんですが、やはり殺戮シーンの残虐さで引っ掛かってしまったようです。
しかも、何故か地元の封切館では何年か前の「ザ・ウーマン」というお色気系の映画と
2本立にされてしまい、観に行くのがとっても恥ずかしかったです。初日の1回目に行ったら
女性は私ひとり、さすがにビビリました。最初が「丑三つの村」だったので、終わると
逃げるようにしてソッコーで帰ったのを覚えています。そういえば、田中美佐子さんが
ヌードになったのは「丑三つの村」が最後かもしれないですね。

当時、ファンの方が発行されていた「MASATO TIMES」とかいう新聞風のかわいい
読み物が会報と一緒に送られてきていたのですが、編集をされていた方は今頃どうされて
いるのでしょう?実家にFILEしてあるので、今度見てみようと思います。


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