人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2020年03月16日(月) コロナのせいで、コロナのおかげで、

ダメ親だと、自分でも理解している。

昨年のどこかで、主治医がいつまで生きたいと思っているかと質問を投げかけてきたとき、夫は「来年の春まで」とはっきりと答えた。下の子の卒園と入学まで、それまで生きたいと言った。開腹してから手術対象ではないと言われたのが2回、その後化学療法が効かなくなってきたと言われ、食べられなくなり、そうこうしているうちに動けなくなり。春までどころではなく、クリスマスも、私の誕生日も、交際開始から20周年目の日を迎えることなく、自覚症状が出て、疾患が発覚して、手術できずに亡くなるまで、本当に教科書みたいな年月で夫は逝った。

下の子の同級生家庭は全員が番型家庭で、園行事には必ず夫婦出席。「来年も一緒に見たいね」と夫と話した行事は、今はひとり参加。

卒園式、やる予定みたい。中学生の上の子の参加を希望したら、他家庭の兄弟にも遠慮してもらっているので親だけ、と言われた。
入学式、どうなるのかな。

コロナのせいで、卒園式も入学式もなくなっていい、と思う気持ちが本当にある。私は、いつになったら夫の不在を受け入れられるんだろう。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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