人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2003年12月27日(土) 他者の路にそっと咲いていた花

他人事なのに、涙が出た。

仕事の最中、話を聞いているうちに悲しくなって一緒に泣いたり、時には私ひとりが泣き出して目の前の相手を動揺させたりするけれど、うれし泣きも、することがある。

発達のゆっくりな子が成長していく様を親と一緒に見守りながらだとか、疾患のある児の手術が無事に終了したときだとか、夫の暴力から子どもと逃げて新しい生活の中で前向きになった人と会ったときだとか、音信不通だった子どもとその孫とひ孫と無事に再会できた高齢者の話を聞いたときだとか。
悲しみのあとに待つしあわせは、とても尊い。

大事な存在を亡くしたあと、人はどれだけの時間をかけて悲しみの一番深いところまでいき、どれだけの時間をかけてそこから出てくるのか。亡くした悲しみを忘れることは決してないけれど、時間の長短はあろうとも必ず先にある光を見出すことはできるから。

自ら経験していないことでも、経験した人とたくさん出会い、私は諦めてはいけないことを学ばせてもらった。

11ヶ月以上待っていたとある日記に、しあわせの花が咲いていた。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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